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[選手権宮城県予選]聖ウルスラ学院、積極的な守備で県総体からの成長を感じさせる3位入賞

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)
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2024年11月3日(日)
第33回全日本高校女子サッカー選手権宮城県大会 第3シード決定戦
仙台大明成 2-0 聖ウルスラ学院
得点:[仙台大明成]米田夢宝(9分)、伊藤優菜(31分)




聖ウルスラ学院第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会宮城県大会で初のベスト4入りを果たし、3位という成績で大会を締めくくった。第3シード決定戦では仙台大明成に0-2で敗れたが、この試合は県新人戦のシードを決めるものであり、公式には3位となる。試合後には仙台大明成とともに3位の表彰を受けた。

1回戦から3日連続の試合となったこの日。0-7で敗れた常盤木学園戦と同じ11人、そのうち10人は1回戦から3日連続でスタメンする中、聖ウルスラ学院は立ち上がりから前線プレスを敢行する。

この日、1回戦から3日連続となる試合に臨んだ聖ウルスラ学院。0-7で敗れた準決勝・常盤木学園戦と同じメンバー11人で臨み、そのうち10人は連日のスタメン出場となった。それでも、立ち上がりから前線で果敢にプレスをかけ、攻撃的な守備で挑んでいく。

前半8分、DFラインからセンターフォワードに通されたボールを決められ早々に失点したが、聖ウルスラ学院の守備は揺らがなかった。

最前線で切り込み役を担ったのは、ワントップを務めたMF齋藤里紗(1年)である。仙台大明成のツーセンターバックと対峙し、数的不利の中でも果敢にプレッシャーをかけ続け、時にはゴールキーパーにまで詰め寄る姿勢で相手を追い込んだ。後方の選手も連動し、ボール奪取を狙い続けた。

守備から攻撃への流れをつかみかけた前半31分、聖ウルスラ学院のプレスをかわされ、仙台大明成に追加点を許してしまう。2点のビハインドを抱えたまま前半を終えた。



後半も積極的な守備は衰えない。仙台大明成は聖ウルスラ学院の背後のスペースを狙ってロングボールを蹴り入れるが、次第に足が止まり始める。中盤で攻守が目まぐるしく入れ替わって一進一退の攻防となったが、互いにゴールを割ることができないまま、試合は0-2でタイムアップの笛を迎えた。

前回の対戦(宮城県高校総体第3シード決定戦)は観戦していないが、記録では0-7、シュート数も1対27と大差がついていた。今回は0-2、シュート数も5対12と互角に近づき、攻守ともに成長が見て取れた。前回からの5ヶ月間でのチームの進化が感じられる試合だった。

筆者は前回対戦(宮城県高校総体 第3シード決定戦)を見ていないが、公式記録では0-7、シュート数も1対27と大差がついていた。今回は0-2、シュート数も5対12と、攻守において大きく盛り返していることがわかる。前回からの5ヶ月でのチームの成長が記録からも試合内容からも感じられる一戦となった。

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