[選手権神奈川県予選]松崎茉怜が得意のターンから決勝点!夏からの成長を見せつけた星槎国際湘南が全国へ
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第33回全日本高校女子サッカー選手権 神奈川県予選
湘南学院 0-1 星槎国際湘南
得点:[星槎国際湘南]松崎茉怜(10分)
第33回全日本高校女子サッカー選手権神奈川県予選は9月15日、保土ヶ谷公園サッカー場で決勝が行われ、星槎国際湘南が湘南学院を1-0で破り、11年連続11回目の全国出場を決めた。今年度から大会のレギュレーションが変更され、原則として都道府県ごとに1校のみが全国大会に進む形となった中、1枠をめぐる争いを制した。
星槎国際湘南はこれまで湘南学院に新人戦、インターハイの決勝で敗北。今シーズン3度目の対戦でリベンジを果たした。「今回は3回目、絶対に勝つつもりだった。優勝カップを持った時は最高の気分でした」と、キャプテンの松崎茉怜(3年)は試合後に喜びを語った。
試合は星槎国際湘南が主導権を握りながらも、前半4分に湘南学院がカウンターからポスト直撃のシュートを放つなど、緊張感が漂う展開だった。そのピンチをしのいだ直後の同10分、試合が動く。星槎国際湘南はCB田中莉子(3年)のロングフィードをに左SB鈴木樹乃愛(3年)が走り込み、ゴール前へ折り返す。それを松崎が受け、巧みなボールコントロールから右足でシュートを決めた。
「アウト回転がかかっていたので、入るか微妙だったんですけど、風向きも考えて思い切り打ったら、入ってよかったです」と松崎はシュートの瞬間を振り返る。
「トラップしてからすぐシュートを打ちたかったんですけど、最初のワンタッチ目でずれちゃったので、一回(ボールを)置き直して打ちました。ワンタッチ目で素早く打てたら良かったです」と松崎。イメージ通りシュートに持ち込むことは出来なかったものの、慌てることなくゴールネットを揺らした。
パスを受けた時、相手のマークを受けていたが、巧みなターンで相手をかわした。ここまではイメージ通りだったが、トラップがやや大きくなってしまう。「トラップしてすぐにシュートを打ちたかったんですけど、最初のワンタッチ目でずれちゃったので、一度(ボールを)置き直して打ちました」。落ち着いてコントロールしながらシュートまで持ち込んでいる。
この試合での得点は松崎の1点のみだったが、星槎国際湘南は内容面でも湘南学院を圧倒した。インターハイ予選で苦しめられた相手のロングボールや速い寄せにも的確に対応。湘南学院にカウンターからゴールを脅かされる場面はあったものの、星槎らしいパス回しを軸としたサッカーをピッチで表現することに成功した。
「新人戦やインターハイの時より、チームとして全然良くなっていると思います。今日はやってきたことをピッチで表現するだけでしたが、それができました」と、松崎は試合を振り返る。
星槎国際湘南は相手のプレスをいなしながら丁寧にボールをつなぎ、時にはロングボールで相手の最終ラインを下げるなど、相手を見ながら柔軟に試合を進めた。セカンドボール争いでも優位に立ち、サイドバックが積極的に高い位置を取ることで攻撃に厚みを加えた。
松崎自身もこの試合で成長を示した。インターハイ予選では湘南学院の厳しいマンマークに苦しみ、攻撃の起点となるプレーを封じられた。しかし今回は柔軟な対応で相手を翻弄し、チャンスを生み出した。
「監督にはターンが得意だよねと言われて、自分も得意だと思っています。オフザボールの動きで剥がせたら良かったんですけど、ずっと付いてきてもターンに自信があるので、一枚剥がせるかなという気持ちでプレーしていました」と松崎。得点シーンは、その自信が結果に結びついた瞬間だった。
★★★
松崎にとっては、高校最後の全国大会が12月29日から始まる。「新人戦とインハイに負けちゃったので、全国に出場することがまず目標でした。今日はしっかり決めきれたので、次は日本一という目標を掲げています。そこに向かって全員が努力していきたい」と意気込みを語る。
さらに、「正直、去年の3年生は個が巧かったので、抜けた影響は大きかったです。その中でも自分たちは1月から今まで技術や判断力を磨いてきた自信があります」と、この一年間で成長してきた。積み上げた成果を信じて、選手権の舞台に挑む。
撮影した画像が失われたため、動画のスクリーンショットになります。ご了承ください。
2024年9月15日(日)第33回全日本高校女子サッカー選手権 神奈川県予選
湘南学院 0-1 星槎国際湘南
得点:[星槎国際湘南]松崎茉怜(10分)
第33回全日本高校女子サッカー選手権神奈川県予選は9月15日、保土ヶ谷公園サッカー場で決勝が行われ、星槎国際湘南が湘南学院を1-0で破り、11年連続11回目の全国出場を決めた。今年度から大会のレギュレーションが変更され、原則として都道府県ごとに1校のみが全国大会に進む形となった中、1枠をめぐる争いを制した。
星槎国際湘南はこれまで湘南学院に新人戦、インターハイの決勝で敗北。今シーズン3度目の対戦でリベンジを果たした。「今回は3回目、絶対に勝つつもりだった。優勝カップを持った時は最高の気分でした」と、キャプテンの松崎茉怜(3年)は試合後に喜びを語った。
試合は星槎国際湘南が主導権を握りながらも、前半4分に湘南学院がカウンターからポスト直撃のシュートを放つなど、緊張感が漂う展開だった。そのピンチをしのいだ直後の同10分、試合が動く。星槎国際湘南はCB田中莉子(3年)のロングフィードをに左SB鈴木樹乃愛(3年)が走り込み、ゴール前へ折り返す。それを松崎が受け、巧みなボールコントロールから右足でシュートを決めた。
「アウト回転がかかっていたので、入るか微妙だったんですけど、風向きも考えて思い切り打ったら、入ってよかったです」と松崎はシュートの瞬間を振り返る。
「トラップしてからすぐシュートを打ちたかったんですけど、最初のワンタッチ目でずれちゃったので、一回(ボールを)置き直して打ちました。ワンタッチ目で素早く打てたら良かったです」と松崎。イメージ通りシュートに持ち込むことは出来なかったものの、慌てることなくゴールネットを揺らした。
パスを受けた時、相手のマークを受けていたが、巧みなターンで相手をかわした。ここまではイメージ通りだったが、トラップがやや大きくなってしまう。「トラップしてすぐにシュートを打ちたかったんですけど、最初のワンタッチ目でずれちゃったので、一度(ボールを)置き直して打ちました」。落ち着いてコントロールしながらシュートまで持ち込んでいる。
この試合での得点は松崎の1点のみだったが、星槎国際湘南は内容面でも湘南学院を圧倒した。インターハイ予選で苦しめられた相手のロングボールや速い寄せにも的確に対応。湘南学院にカウンターからゴールを脅かされる場面はあったものの、星槎らしいパス回しを軸としたサッカーをピッチで表現することに成功した。
「新人戦やインターハイの時より、チームとして全然良くなっていると思います。今日はやってきたことをピッチで表現するだけでしたが、それができました」と、松崎は試合を振り返る。
星槎国際湘南は相手のプレスをいなしながら丁寧にボールをつなぎ、時にはロングボールで相手の最終ラインを下げるなど、相手を見ながら柔軟に試合を進めた。セカンドボール争いでも優位に立ち、サイドバックが積極的に高い位置を取ることで攻撃に厚みを加えた。
松崎自身もこの試合で成長を示した。インターハイ予選では湘南学院の厳しいマンマークに苦しみ、攻撃の起点となるプレーを封じられた。しかし今回は柔軟な対応で相手を翻弄し、チャンスを生み出した。
「監督にはターンが得意だよねと言われて、自分も得意だと思っています。オフザボールの動きで剥がせたら良かったんですけど、ずっと付いてきてもターンに自信があるので、一枚剥がせるかなという気持ちでプレーしていました」と松崎。得点シーンは、その自信が結果に結びついた瞬間だった。
★★★
松崎にとっては、高校最後の全国大会が12月29日から始まる。「新人戦とインハイに負けちゃったので、全国に出場することがまず目標でした。今日はしっかり決めきれたので、次は日本一という目標を掲げています。そこに向かって全員が努力していきたい」と意気込みを語る。
さらに、「正直、去年の3年生は個が巧かったので、抜けた影響は大きかったです。その中でも自分たちは1月から今まで技術や判断力を磨いてきた自信があります」と、この一年間で成長してきた。積み上げた成果を信じて、選手権の舞台に挑む。