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[高校選手権]東北大会|聖和学園、富岡・ふたば未来学園に薄氷の勝利で準決勝へ

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)



インターハイ東北大会決勝で戦った富岡・ふたば未来学園(福島)と聖和学園(宮城)が準々決勝で激突した。

1回戦で秋田和洋女子に大勝した富岡・ふたば未来に対して、聖和はこの日が初戦。加えて、第1試合終了後から降り始めた雨が試合をさらに難しいものにした。

キックオフ直後の3分には富岡・ふたば未来のMF佐藤優がドリブルで突進。折り返したボールにFW秋元遥、DF猪狩有莉(この日は左SH)がゴール前へ走り込み、猪狩がシュート。このボールは聖和GK遠藤千晶が弾いたが、その後もコーナーキックの流れからボールをつなぎ、DF設樂千夏がミドルシュートを放つ。

時間の経過とともに聖和が相手陣内に押し込んでいくものの、富岡・ふたば未来も要所をきっちりと抑えて決定機を作らせない。そしてボールを奪ったら一気にゴールを目指す意識を持ち続ける。23分には右サイドでボールを持った佐藤がキープしながら振り向くと、右サイドバックのMF二瓶葵がオーバラップ。ゴール前に秋元が走り込み、スライディングを試みるが、わずかに届かない。

ようやく試合が動いたのは26分。聖和は右サイドの密集を細かいパス交換で抜け出すと、左サイドバックの富井寿里菜のラストパスをスペースで受けたMF庄司夏穂がゴールに流し込む。ここまで苦しい展開を強いられていたが、聖和らしい崩しから先制点を奪った。

富岡・ふたば未来も集中を切らさない。前半終了間際の39分、右サイドで秋元遥が倒されてFKを獲得。キッカーのMF二ノ宮千穂が低く、鋭いボールをゴール前にけりこむ。聖和DF陣もいったんははねかえしたが、ボールはペナルティエリア内の密集に留まり、そのこぼれ球をMF渋谷帆香が押し込み、1-1と試合を振り出しに戻して前半を折り返す。

富岡・ふたば未来の勢いは後半も続く。同点ゴールのきっかけとなったセットプレーを得て、ゴール前に危険なボールを入れていく。60分には秋元と猪狩、ふたりのコンビネーションでゴールを脅かすが、シュートは枠を捉えられない。

この均衡が破れるのは67分。ペナルティエリア手前で聖和がFKを獲得する。聖和のキッカー、庄司が得意の左足を振り抜くと、一直線に伸びたボールがゴール左隅を突き刺す。相手GKも反応できない見事なゴールで聖和が勝ち越しに成功。その後の富岡・ふたば未来の反撃もしのぎ、2-1でタイムアップ。準決勝に駒を進めた。

<試合結果>
富岡・ふたば未来学園 1-2 聖和学園
(40分ハーフ)

▽得点
26分 庄司夏穂(聖和)
39分 渋谷帆香(富岡ふたば未来)
67分 庄司夏穂(聖和)