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[チャレンジリーグEAST]第3節|鈴木日奈子が残り2分に同点弾、終盤に追い上げるも無念のドロー

トピックス

前節ノルディーア北海道とのアウェイ戦を1-1で引き分けた常盤木学園高校はホームで勝ち点3を狙ったが、3-3で引き分け。開幕戦こそ試合終盤のゴールで白星を飾ったものの、2試合連続ドローで足踏みする結果となった。

堀良江、山崎友希、阿部紗也加、松山智、岡森香沙音と卒業生5人が在籍する大和シルフィードを松島フットボールセンターに迎え撃った一戦。母校から勝ち点3を持ち帰ろうと闘志満々の卒業生を筆頭に、昨シーズンは1分2敗に終わった相手から初勝利を挙げようと、シルフィードは序盤から積極的にゴールへ向かう。

開始10秒で右からゴールに迫った松山がシュートを放つと、その後も流れをつかんでサイドを起点にチャンスを作る。14分には右に開いたFW石渕優紀のセンタリングから松山が、その1分後にも堀が左サイドから放ったクロスを石渕がシュートする。

試合が動いたのは18分、この流れをしのいだ常盤木に先制点が生まれる。左サイドの杉田めいから滝川結女、相手をひきつけた滝川から鈴木日奈子にボールが渡る。右サイドを駆け上がった佐々木呼子が鈴木からパスを引き出しセンタリングを上げると、ゴール前の沖野くれあが左足ダイレクトで合わせる。ボールは豪快にネットに突き刺さり、常盤木が1-0とリードする。

だが、シルフィードもその5分後、千田満里奈のセンタリングに合わせた石渕のヘディングシュートが決まり、試合は振り出しに。この後も拮抗した展開が続くと、互いに追加点を奪えず1-1でハーフタイムを迎えた。

後半も試合を優位に進めたのはシルフィード。立ち上がりから相手陣内に押し込み、高い位置でボールを奪って分厚い攻撃を仕掛ける。そして迎えた62分、山崎、松山とボールをつなぎ、三堀静佳が決めて勝ち越しに成功。さらに1分後には相手のミスを突き、石渕がこの日2点目のゴールを決める。浮き足立つ相手に立て直しの機会を許さず、シルフィードが2点のリードを奪った。

このまま負けるわけにはいかない常盤木も必死の反撃を試みる。失点からわずか1分後の64分、鈴木のパスを受けた滝川が渾身の一撃をゴールネットに突き刺し1点差。その後も劣勢を強いられながらも反撃の機会をうかがい、ついに残り2分のところで追いついた。

ペナルティエリアで沖野がボールを受けると、「あそこにこぼれてくると思った。練習でもああいう感じのをやっているので」と、鈴木が右足を振り抜きゴールネットを揺らした。

残り時間も少ないなかでさらに勝ち越し点を狙ったが、試合はそのままタイムアップ。互いに今シーズン2勝目を目指した戦いは、勝ち点を分け合う結果となった。

チャレンジリーグEASTは開幕3連勝のオルカ鴨川に続き、2位以下が混戦模様となっている。勝ち点5とした常盤木は2位、同4のシルフィードは3位につけている。1位2位リーグに進む上では、ライバルに勝ち点3を与えなかったことは大きい。

だが、今シーズン初ゴールとなる貴重な同点ゴールを挙げた鈴木は、「負けなかったけど、勝たなくては意味がない。勝つことしか考えていませんでした」と、勝ち点3に強いこだわりを見せる。さらに「チームが上手くいかないのも自分の責任。そこはしっかりとまとめていかなければいけない」とコメント。チームを率いる責任を一身に引き受けるキャプテンは、試合後も時間を惜しむようにチームメイトと話し合っていた。

<試合結果>
■チャレンジリーグ第3節
常盤木学園高校 3-3 大和シルフィード

▽得点
18分 沖野くれあ(常盤木)
23分 石渕優紀(大和)
62分 三堀静佳(大和)
63分 石渕優紀(大和)
64分 滝川結女(常盤木)
88分 鈴木日奈子(常盤木)