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[高校総体予選]東京|準決勝 十文字がセットプレーで強さを発揮。村上真帆の4発で修徳に快勝

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

第17回東京都高等学校総合体育大会の準決勝は5日、十文字学園大学グラウンドで準決勝が行われ、2連覇を狙う修徳と2年ぶり度目の優勝を目指す十文字が対戦した。

キックオフの笛が鳴らされると、修徳が激しいプレスでボールを奪いにかかり、十文字も体を張りながら必死にボールを前に運ぼうと試みる。両チームのベンチからも引っ切りなしに声がかけられ、いやがうえにも試合はヒートアップする。

主導権を奪い合うなか、先にチャンスを作ったのは十文字。前半14分、蔵田あかり(2年/十文字中学校)がボールを運び、村上真帆(3年/栃木SCレディース)、小林一歩(2年/十文字中学)と左サイドを崩すすきに、逆サイドをするすると上がった松本茉奈加(3年/十文字中学校)がクロスに合わせてシュート。ボールはGKにキャッチされたが、十文字らしい攻撃をピッチに表現する。

試合の均衡が破れたのはその2分後のことだった。CKを獲得した十文字は、源間葉月(3年/浦和レッズレディースユース)がグラウンダーでけったボールを中の選手がスルー。その背後で待ち構えていた村上がけりこみ、ゴールネットを揺らす。「きれいに決まった」と、狙い通りのゴールを決めた村上はしてやったりの表情で振り返る。

さらに前半終了間際にも今度は右サイドから鈴木紗理(3年/日テレ・メニーナ)がけったCKをヘディングシュート。この場面ではゴールポストに当ててしまったが、後半にはCKからの2点に加えてPKも成功させる。「(準々決勝の)成立学園戦では(CKで)触ったけど全然決められなかった。今日は絶対に決めてやろうと思って、そうしたら4得点できました」と、自身の4得点でチームを決勝に導いた。

ポゼッションしながら主導権を握りたい十文字と、その隙を虎視眈々と狙ってくる修徳。そのせめぎ合いがいつも紙一重となるこの一戦。だが、この日は前半の早い時間に先制した十文字が、落ち着いてボールを動かすことができた。

2点目は冨田美波(2年/日テレ・メニーナ・セリアス)のロングフィードに反応した松本が得たCK。3点目は松本の突破がDFのファールを誘い、PKを獲得。そして4点目も松本の突破によりCKを得ている。すべてリスタートからの得点だが、十文字が武器とするサイドのスピードが存分に発揮されたと言っていい。相手が引いて守りを固めてくることが予想される関東大会に向け、確かな成長を示す快勝劇だった。

<試合結果>
■インターハイ東京都予選 準決勝
修徳 1-4 十文字
(35分ハーフ)

▽得点
16分 村上真帆(十文字)
41分 村上真帆(十文字)
46分 村上真帆(十文字)
57分 村上真帆(十文字)
58分 平川杏奈(修徳)