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[高校総体予選]宮城|MF滝川結女が2発!常盤木を2年ぶりVに導く

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

今年2月の東北新人戦決勝に続き、常盤木学園と仙台育英が激突した高校総体宮城県予選の決勝戦。MF滝川結女(2年/楠クラブレディース)が2ゴールを叩き込み、常盤木を2年ぶり13度目の優勝に導いた。

育英が続けてチャンスを作ったあとに迎えた前半11分だった。鈴木日奈子(3年/栃木SCレディース)からボールを受けると、DFをかわしながらするすると中へ切り込んでいく。シュートコースを見つけるやいなや、「仲間からも打てと言われた。とりあえずゴールを狙おうと思って」と右足を振り抜き先制点。チームを立ち上がりの緊張から解き放つ。

その後は逆転を許すが、沖野くれあのゴールで2-2として折り返した後半20分に2点目が生まれる。黒田茉耶(3年/INAC神戸レオネッサU18)からのリターンパスを受けると、フリーで右からゴールに迫り、鋭い切り返しでDFをかわして、左足でけりこんだ。そしてこの得点が決勝点となった。

「試合中は勝つことしか考えていなかった。逆転されたんですけど、みんなの気持ちは勝つことしかなかった。そこで点を入れたのは嬉しかったです」(滝川)

★★★

得点力不足に悩むチームでひとり気を吐いている。東北新人戦の決勝では延長に勝ち越しゴール。4月に開幕したチャレンジリーグでもチーム最多の3得点を挙げている。いずれも競った場面での得点だ。

この日は相手のマークをマークと感じないプレーが際立っていた。「焦りはなかったです。落ち着いて周りも仲間の位置も見れた」と振り返り、冷静な判断でパスやシュートなど次のプレーにつなげている。

時間もスペースもないところでボールを持てることは、彼女の持ち味のひとつ。だが、より高いレベルではそれが通用しないことも理解している。「少ないタッチでボールを回して、視野を広くすること」と課題を口にし、さらなるレベルアップに取り組む。

今シーズンから背負っている「8番」は、與山このみ(引退)、山田頌子(アルビレックス新潟レディース)、児玉桂子(AC長野パルセイロレディース)といった選手がつけてきた。それぞれタイプは違うが、足もとの技術やアイデアを持ち、試合を決定づける役割を担ってきた。滝川もまた、そうした先輩たちの系譜を継ぐ「8番」だ。

<試合結果>
■宮城県高校総体決勝
常盤木学園 3-2 仙台育英
(35分ハーフ)
▽得点
11分 滝川結女(常盤木)
20分 オウンゴール(仙台育英)
25分 遠藤栞里(仙台育英)
27分 沖野くれあ(常盤木)
55分 滝川結女(常盤木)