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[平成28年度高校総体]正GK欠場の常盤木が初戦突破、GK砂田かほの活躍でPK戦制する

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技(女子)は29日、各地で1回戦が行われた。広島県立びんご運動公園陸上競技場の第2試合では、2年ぶり出場の常盤木学園(東北①)が大阪学芸(近畿②)と対戦。前半10分に先制したものの後半に追いつかれ、その後のPK戦を制して辛くも2回戦に駒を進めた。

常盤木は前半10分に幸先よく先制する。最終ラインからのロングフィードを沖野くれあ(2年)が落とすと、鈴木日奈子(3年)が右足ダイレクトでシュート。豪快なシュートがゴールネットに突き刺さり、試合の均衡を破った。

だが風下に回った後半は失速。追い風を味方につけ、同点を狙って反撃する大阪学芸に押し込まれる展開が続く。そして46分、CKの流れから三好李侑(3年)にロングシュートを決められ試合は振り出しに。その後は均衡が破れず、試合はPK戦に突入する。

先攻の常盤木は最初の4人が成功。GK砂田かほ(3年)が大阪学芸は4人目、平田栞(3年)のシュートをセーブする。砂田がはじいたボールは、クロスバーに当たって阻まれた。だが決めれば勝利という5人目のPKを鈴木が失敗。その後、常盤木は8人目まで成功すると、大阪学芸・冨永愛佳(2年)のPKが枠を外れ、7-6で決着がついた。

「最後まで相手の踏み込む足を見て飛びました」と、PKストップの場面を振り返る砂田。守護神の役目は突然めぐってきた。7月10日のチャレンジリーグEAST大和シルフィード戦で正GK鈴木あぐり(3年)が負傷。その試合はベンチ外だったが、翌週のオルカ鴨川戦でリーグ初出場を果たす。その試合から数えて、このインターハイ初戦がわずか3試合目。経験の浅い選手もいる最終ラインの選手らに声をかけ続けた。

「焦っていたし、いつもより声も出ていなかった。(鈴木)あぐりから落ち着けと声をかけられたり、はじいたボールもカバーしてくれた。みんなに助けられました。これまでは、あぐりのサブでした。ピッチに入って、どうなるのかわからなかった。3年間やってきたことをちょっとでも出せたのかなと思います」と、安堵した表情で話した。

2回戦の相手は十文字(関東③)。攻撃に特長があり、個々のタレントも揃っている。ここからは全国常連校との対戦ばかりだが、これまで積み上げてきたものを出し切る覚悟で臨む。