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[選手権]1回戦|常盤木学園MF滝川結女、華麗な技術に気迫を込めハットトリック

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

全日本高校女子サッカー選手権は30日、三木総合防災公園などで1回戦が行われた。5度の優勝を誇る常盤木学園は柳ヶ浦と対戦。滝川結女のハットトリックなどで7−0と圧倒。2回戦に駒を進めた。

立ち上がりは柳ヶ浦のペース。中盤からのパスで両サイドのスペースを突き、コーナーキックなどからチャンスを窺う。これをしのいだ常盤木に最初のチャンスがやってくる。前半6分、スローインを受けた滝川が左から折り返すと、ゴール前に走り込んだ加藤栞が押し込み先制点。これで勢いに乗った常盤木のゴールラッシュが始まる。

常盤木は両サイドの攻撃が機能する。14分には左サイドに相手DFを引きつけると、柴山史菜がアーリークロス。ぽっかり空いたスペースに滝川が走り込み、左足を振り抜く。ボールは右ポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。

25分には滝川のパスから始まった攻撃で3点目。加藤栞のパスに抜け出した沖野くれあがマイナス方向に折り返すと、フリーの滝川が右足で合わせる。

「(沖野)くれあとかがニアに入ると釣れられていた。一枚落ちたところが結構空いていたので、それが2点目(チームの3点目)。クロスはぜったいいいボールがくると思っていました」(滝川)

さらに36分には加藤栞からのパスを受けペナルティエリアに切り込むと、倒れこみながらも右足シュートでゴールにねじ込んだ。前半だけでハットトリックを達成。スコアも5−0として、前半だけでチームの勝利を決定づけた。

「シュートが課題で、この1ヶ月くらいやってきた。その中でハットトリックできたのは自信に大きくつながったと思います。(これまでは)ゴールエリアでシュートを撃たずに仲間に出すことが多かった。チームメイトにゴールを狙えと言われて、そこからシュートを意識するようになりました」と練習の成果をピッチで発揮したことに手応えを感じている。

楠クラブレディース出身の滝川は、チームでも有数のテクニシャン。そして足もとの技術だけではなく、負けん気の強さも抜きん出ている。勝利を渇望し、気合いたっぷりのプレーでチームを勝利に導く。さいきんはシュートよりアシストの意識が強かったと言うが、ゴールが必要な場面でゴールネットを揺らしてきたこともまた事実。頂点を目指す上で、彼女の得点力は欠かせない。