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[チャレンジリーグ]第10節|FC十文字VENTUS、新エース中原さやかの2得点で初陣飾る

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

昨シーズン、十文字高校の選手主体でチャレンジリーグ昇格を勝ち取ったFC十文字VENTUS(ベントス)が、同校OGの活躍で昇格初戦(第10節)を白星で飾った。チーム全得点となる2ゴールをあげたのは、「(十文字には)中学から6年間お世話になっているので、”恩返し”という意味も込めてVENTUSに入りました」と試合に臨んだFW中原さやか

前半14分、相手DFのバックパスに反応してボールをかっさらうと、飛び出してきたGKをかわしてゴールに流し込んだ。さらに後半40分にはゴール前の混戦から押し込み、ダメ押しゴール。チームは敵地で2−0の完封勝利を収めた。

「チャレンジャー精神を忘れずに、前から(プレッシャーを)かけて相手のミスを突いた。相手のDFがけったボールを自分がカットして、そのボールを追いかけて体を入れて、GKが出てきたのでかわしました」と、中原はチームにとって記念すべきゴールとなった先制点を振り返る。

この日は2トップを組んだ小塙萌との息もピッタリ。日テレ・メニーナ出身のレフティは、最終ラインと中盤の間でボールを受けて起点となる。そこから周囲との連携で崩したり、ゴールに向かって突破を図る。「萌さんが引いてボールを持って動かせるので、自分はほとんど裏を意識してプレーしていました」という中原がDFの背後を狙い続け、守備を混乱させた。

今シーズンから就任した柴山桂監督は、「十文字の選手が多いが、サッカーを知っている社会人の選手も多い。十文字の色を出しつつ、そこに社会人の選手がしっかり加わって、グレードアップできていると思います」と語る。今シーズン新たに加わった選手たちは、この2ヶ月で十文字のサッカーに理解を深めると同時に、各々の特長を発揮するようになってきた。そうした環境下で中原もまた、努力を積み重ねる。

「高校の時はポストプレーばかりだったんですけど、自分で前を向いて仕掛けてシュートまでいくことを意識しています」。十文字高校時代はCFとして前線で起点となり、松本茉奈加、村上真帆といった選手が点をとる役割を担っていた。これからは自身もゴールに向かったプレーを意識することでプレーの幅を広げ、チームを勝利に導く。まずは2ゴール。幸先のいいスタートを切った。