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[東京都高校新人戦]杉並総合、準々決勝で敗れるも”8強”定着への挑戦はここから本番

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

第18回東京都高等学校新人戦大会で、杉並総合が初のベスト8入りを果たした。

"8強"と言われる常連校がほとんどのシーズンにおいてシード枠を占めてきた東京。だが昨年はそのシード権をめぐって、激しい戦いが繰り広げられた。春のインターハイ予選3回戦では成立学園が若葉総合にPKの末に敗れた。つづく夏の選手権予選では、予選トーナメント3回戦で杉並総合が若葉総合を3−2で破り、ベスト8入り。新人戦のシード権を獲得している。

余談だが、選手権予選では成立学園が東久留米総合を破り、ベスト8に勝ち上がってシード権を奪還。新人戦3回戦では、JKリーグに所属する文京学院と東久留米総合のビッグカードが実現している。

★★★

杉並総合は1月14日、杉並総合高校グラウンドで戸山との新人戦3回戦に臨んだ。ホームでの試合とはいえ、シード校として迎える初めての試合。1回戦で日体桜華、2回戦では大泉を下して勝ち上がってきた戸山には勢いがある。大会初戦となる杉並総合にとっても容易な相手ではなかった。

選手権予選ではスタメン4人が3年生だったが、そのポジションはGK、両CB、そしてボランチ。さらにボランチを務めていた伊豆島凜子(1年)がGKにコンバートされ、センターラインが総入れ替えとなる。左右のサイドバック、松本風子(2年/キャプテン)と和田真梨子(2年)をセンターバックに配置。飯塚彩乃(2年)、小森有里(1年)をサイドバックに据えた。梅原聖和監督はまず、試合経験の豊富な選手を最終ラインに集め、大会に臨んだ。

前半は戸山が主導権を握られ、攻撃のリズムが生まれない。自陣でのビルドアップを断ち切られ、カウンターから幾度もゴールを脅かされた。それでもわずかな隙を逃さず、ワンチャンスを得点に結びつけたのは杉並総合だった。前半18分にCKを得ると、ゴール前の混戦から粕谷愛菜(1年)が押し込み、リードを奪った。

後半は自陣で無理につなごうとせず、シンプルに縦へボールを動かすことで相手のプレスを回避した。ボールを失ってからの守備への切り替えが早く、風上に立ったことも有利に働いた。相手にカウンターを許さず、素早くボールを回収して次の攻撃につなげることができた。追加点こそ奪えなかったが、相手を押し込んだままリード守りきり、1−0で勝利を収めている。

3日に行われた準々決勝では修徳に0−7で敗れ、ベスト8で幕切れとなった。それでも初戦を勝ち、シード権を守っている。これから新1年生をチームに加え、4月に始まるインターハイ予選を目指していく。8強の座を虎視眈々と狙うライバルたちを退け、いかに上を目指していくのか。杉並総合の挑戦は幕開けしたばかりだ。