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[めぬまカップ2018]初出場の酒田南、3戦目でつかんだ初勝利

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

第24回選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in熊谷が25日に開幕(25日は開会式のみ)。26日には利根川総合運動公園サッカー場と妻沼運動公園で予選リーグが行われた。

初出場の酒田南(山形)は1勝2敗(勝ち点3 得点2 失点7)で初日を終え、勝ち点3で4位につけている。27日には星翔(大阪)、桐陽(静岡)と対戦する。

★★★

初戦の相手は日ノ本学園(兵庫)。昨年の全日本高校女子サッカー選手権では2回戦で敗退したものの、優勝した藤枝順心と0−1の接戦を演じた。めぬまカップ優勝2回を誇る強豪である。

その日ノ本学園が序盤から攻勢を仕掛ける。前半7分、右サイドからのクロスに俣野伶奈(2年)が頭で合わせて先制。つづく9分には與那覇璃音(2年)が左足でゴールネットを揺らす。さらにCKから俣野がヘディングを決め、2点目のゴールをあげた。

11分までに3失点を喫した酒田南だったが、後半は立て直しを図った。相手のパス回しに対応が遅れても、ペナルティエリア内で体を張ってゴールを死守。ドリブルで仕掛けてくる相手に対しては、しっかりと体を寄せて突破を許さない。立ち上がりに4失点目を許して以降は無失点に抑えた(0−4で敗戦)。

成立学園(東京)に0−3で敗れて迎えた予選リーグ第3戦では、埼玉栄(埼玉)と対戦。

序盤から相手の攻撃をしのぐ展開となったが、CB村上日奈(2年)を中心とした最終ラインが粘り強く守る。待望の先取点が生まれたのは、その村上の守備からだった。

自陣でマイボールにすると、加藤璃夢(2年)、浅野友梨香(2年)と素早くボールをつなぐ。その間に右サイドのスペースに走り出していた遠藤桃香(3年)へパスが出されると、DFと競り合いながらもゴールに流し込んだ。これが酒田南にとって、大会初ゴールとなった。

1−0で折り返した後半も我慢する時間帯が続いた。それでもサイドのスペースを突いたカウンターなどで相手をけん制し、追加点のチャンスを狙い続ける。

すると試合終了間際、ピッチ中央付近で後半から出場した阿曽七海(2年)へボールが渡る。ドリブルを仕掛けた阿曽ははさみこんできたDFふたりを一気に振り切り、ペナルティエリア内に侵入。GKとの1対1から冷静にシュートを放つ。埼玉栄GKが伸ばした足もわずかに届かず、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。

土壇場の追加点で勝負あり。酒田南が2−0で勝利を飾った。

勝つことと、選手に経験を積ませること。高校時代(常盤木学園)にめぬまカップ出場経験はあるが、監督しては初めて参加する菅原恵理監督は、どちらを優先させるべきかの難しさを感じていたという。

日ノ本学園戦ではベストメンバーを送り出し、交代はGKを前後半で代えたのみ。つづく成立学園戦、埼玉栄戦では、スタメンをそれぞれ4人ずつを入れ替えている。

メンバー、ポジションを少しずつ変えながら、さらには疲労も蓄積する中で結果を残すことができた。このことはスタートしたばかりのチームに自信をもたらしたに違いない。