minasaka.net

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」

[東北高校新人戦]エースの称号を掴み取るために……常盤木MF沖野るせりが決意新たに挑む新シーズン

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

第7回東北高体連新人体育大会サッカー競技女子は1月29日、相馬光陽サッカー場で決勝を行い、常盤木学園(宮城)がふたば未来学園(福島1)に12−0で大勝。7連覇を飾った。

1回戦で鶴岡東(山形1)を6−0で破ると、準決勝では明桜(秋田)に4−0で快勝。ふたば未来学園との決勝では、シュート38本を浴びせて圧倒した。

序盤で勝負を決定づける原動力のひとりとなったのがFW沖野るせり(1年)である。開始早々の前半2分に森重亜衣子(1年)からのパスを右足でゴールにたたき込むと、13分にはスルーパスを放って高橋果歩(2年)のゴールをお膳立てする。3−0で迎えた29分には高橋からのクロスボールにダイレクトで合わせ、この日2点目のゴールを決めた。後半にはピッチを退いた。

★★★

「新チームでの一番最初の大事な大会だったのでいい形で終われたのはよかったんですけど、課題もたくさん見つかりました」。沖野は優勝という結果に胸をなでおろしたが、気を緩めることはない。

「サッカーに対するまっすぐな気持ちとか、こんなに意識が高いチームがあるんだと思った」と、姉・沖野くれあを追いかけて昨シーズンから常盤木学園に加入した。開幕2試合目(第1節)で初めてメンバー入りすると、終了間際に交代出場。4戦目(第3節)には姉とともに先発出場を果たす。

だがその後も出場機会は与えられるものの、先発復帰を果たすことはできなかった。リーグ戦は11試合出場1得点に終わり、インターハイでは1回戦で途中出場から2ゴールを挙げたものの、選手権では出番が訪れることのないままチームは初戦敗退を喫している。

「自分がエースになるという自覚とか、シュートを決め切るところとかが足りない。ひとつのプレーが甘くて気持ちも弱いと先生にも言われています。自分が自分がとならなきゃ、くれあみたいに10番を背負えないし、勝てないと思う。自分がシュートを入れて勝つというつもりでやりたい」


心機一転、2年目を迎えた今シーズンは自らのゴールでチームを勝利に導くという強い決意を胸に抱く。その先には姉が背負った”10番”を自分が背負いたいという思いもある。姉妹ともに身体能力が高く、力強い突破を武器としているが、そのプレースタイルは似ているようで異なる。

「お姉ちゃんはゴールに貪欲にプレーして、パスというよりは自分で全部いくタイプ。自分は味方も活かしつつ、最後は自分が決める。パスもシュートもできるようにプレーしようと心がけています。まだパスの方が多い、まだまだ足りないと思っています。FWとしてもっと怖い選手になりたいです」

「周りを使いながら最後は自分が決める」選手から「貪欲にゴールを目指しながら周りも使える」選手へ。エースの称号と10番をつかみとるチャレンジのシーズンが幕を開ける。