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[東北リーグ]プレ大会が開幕!東北女子サッカーの発展につながるか?

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

東北女子サッカーリーグプレ大会が14日に開幕。南地区の1試合が行われ、仙台大学が聖和学園高校に6−0で快勝した。

仙台大は前半18分にカウンターからスペースに飛び出した船木里奈が決めて先制。つづく28分にはCKから行田瑠衣が押し込み、2−0として前半を折り返す。

後半も仙台大が着々とゴールを積み重ねた。開始早々の5分に南條里緒が決めると、その5分後にはCKの流れから菅野桃香がゴールネットを揺らす。17分にもCKから行田が頭で合わせて2点目を決めると、終了間際の42分には北海道文教大明清から加入したルーキーの脇田紗弥がゴールラッシュを締めくくった。

仙台大は次節の21日、アウェーで東北公益文科大学と対戦する。

★★★

東北女子サッカーリーグは来シーズンの創設に向け、今シーズンはプレ大会を開催。東北6県を南北に分け、それぞれ総当たりのリーグ戦を実施する。その後の順位決定方式(南北プレーオフ等)について、詳細はまだ発表されていない。現時点でわかっている参加チームは次の通り。

<北地区>
八戸学院大学(青森)
秋田L.F.C.(秋田)
水沢ユナイテッドFC・プリンセス(岩手)
不来方高校(岩手)

<南地区>
仙台大学(宮城)
聖和学園高校(宮城)
常盤木学園高校セカンド(宮城)
東北公益文科大学(山形)
FC BLOOM(福島)
桜の聖母学院高校(福島)

★★★

昨年まで地域リーグがなかった東北では、皇后杯予選を兼ねた10月の東北地区女子サッカー選手権まで県をまたいだ公式戦が行われていなかった。チャレンジリーグに参戦している常盤木学園高校だけが4月から公式戦を戦っている(高校は春秋にインターハイと選手権の予選、大学は9月にインカレ予選を実施)。

実践経験の不足を補うため、仙台大は宮城なでしこリーグ(県リーグ)、MJリーグ(男子中学生のリーグ戦)、東北Liga Studentへの参加に加えて、関東・関西などに何度も遠征を行っていた。

一方、関東では4月に関東リーグが開幕。1部2部合わせて16チームが中断期間をはさんで12月第1週まで総当たりホーム&アウェー方式で戦っている。約4ヶ月の中断期間中には皇后杯、インカレの予選などが行われている。

さらに都県リーグに所属するチームは、年度末に開催される関東リーグ入替戦トーナメント進出を目指してリーグ戦を戦う。東北6県の県リーグにはもちろん、昇降格の争いはない。

★★★

東北リーグ創設により、参加チームは4月から公式戦を戦えるアドバンテージを得ることになり、90分ゲームに備えて準備する経験も積み上げられていく。その次は入替戦にも関わる県リーグの整備・充実が必要となる。

理屈で言えば、東北リーグ創設は発展につながる。だがこれまでなかったのにはそれなりの理由もあるはずだ。そのため上位チームには皇后杯東北大会の出場権を与え、参加するメリットを作りだすことも考えられているようだ。どのような課題、改善点があるのかをまずは今シーズンのプレ大会で洗い出し、来シーズンの第1回大会へフィードバックしたい。