minasaka.net

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」

[埼玉県高校総体]3位決定戦|選手権に向けたリスタート、本庄第一が入間向陽に快勝

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

埼玉県高校総体は13日、3位決定戦と決勝が行われ、3位決定戦では本庄第一が入間向陽に4ー1で勝利した。

「どのチームも立ち上がりは押し込んでくる。そこを耐えられるか耐えられないかでゲームは決まる。うちは特にそう」と日野聡監督が話したように、序盤の攻防が試合のターニングポイントとなった。

最終ラインにロングボールをけれる選手を揃える入間向陽は早めにロングボールを放って、相手陣内に押し込んでいく。竹井日向美(2年)、由梨嶺花(3年)の両サイドハーフの仕掛けから切り崩しを図った。カウンターで対抗しながら耐えていた本庄第一はこの時間帯を無失点で切り抜けると、徐々に主導権を引き寄せる。

試合が動いたのは前半19分。松野尾沙也(1年)からのスルーパスに反応した越高羽菜(2年)がピッチ中央付近からドリブルを開始。マークするDFを振り切ると、左足でゴールに流し込んだ。

前半終了間際の35分には松野尾が右スペースへパス。ここに走り込んだ渡邉百優(2年)が角度のないところから思い切りよくシュートを放つと、これがゴールイン。2−0として前半を折り返した。

本庄第一の攻勢は後半も続く。後半15分にはFKを獲得。和田千咲(2年)の右足から放たれたボールがゴールネットを揺らすと、27分には林里咲(2年)がダメ押しの4点目をあげた。入間向陽もFKからの混戦で竹井が押し込み1点を返すが、大方に影響はなし。4−1で本庄第一が逃げ切っている。

「3年計画の2年目」と話す日野監督は、昨年から積極的に1年生を起用。この日も3年生はキャプテンの佐藤優里と種村朱玲のふたりだけで、1年目から試合経験を積んだ2年生がチームの軸となっている。

先制点の越高(2年)は昨年、主に右サイドバックでプレーした。得意のドリブルでサイドを駆け上がる攻撃的なプレースタイルに加えて、長身(167㌢)を見込まれてセンターフォワードにコンバート。この日も前を向いて仕掛けるプレーだけでなく、クサビのパスを受けて周りを活かすなどポスト役としても機能している。

「前半は1年生が活躍してくれた」と日野監督が評価したのがトップ下でプレーした松野尾だ。アシストに加えて、開始早々の6分には越高のポストプレーを起点とした流れでヘディングシュート。オフサイドになったものの、決定機に絡んでいる。

 左SBの禰宜元菜摘(1年)は前半28分、ドリブルでサイドを駆け上がってゴールに迫り、相手GKを慌てさせた。CBとしてプレーした杉田美穂子(1年)は素早い予測からのカバーリングでゴールを守り、後半29分に交代するまで無失点に抑えている。

本庄第一は一週間前の準決勝で花咲徳栄に0−2で敗戦。インターハイ出場の可能性は断たれたが、1、2年生の活躍がチームを前進させている。秋の選手権予選に向け、いいリスタートを切った。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

高校サッカーダイジェスト Vol.24 2018年 6/27号 [雑誌]
価格:979円(税込、送料無料) (2018/6/8時点)