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[長野県高校総体]2回戦|松商学園が薄氷の勝利、山本想の一発で終了間際に勝ち越す

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2018.5.29 長野県高校総体2回戦 松商学園 2-1 佐久長聖]

4連覇を目指す松商学園が薄氷を踏むような勝利で初戦突破した。29日に行われた2回戦、大会初戦に臨んだ松商学園は創部2年目の佐久長聖と対戦。前半に先制点を許すなど苦戦を強いられたが、2−1で逆転勝利を収めた。

1年生16名が加わり(2年生は3名所属)、今年度から参戦した佐久長聖。1年生中心のチームとはいえ、日テレ・メニーナ・セリアスなど全国から選手が集まっている。初参戦のチームは第1シードと対戦するという規定により、県内屈指の実力を誇る両校が2回戦で激突することになった。

★★★

前半29分、均衡を破ったのは佐久長聖だった。コーナーキックから日野寧々(1年)がドンピシャのタイミングでヘディングシュートを叩き込み、先制点を奪い取った。立ち上がりからハイプレスで相手のパスワークを封じ込め、攻撃のリズムを断ち切った佐久長聖は1−0で前半を折り返す。

 後半は一転して、松商学園のペース。ペースダウンした佐久長聖から主導権を奪い、相手陣内に攻め込んでいく。6分にはカウンターから山本想(2年)がミドルシュート。つづく11分には中盤でボールを奪った小林るりい(2年)がシュートを放つ。

佐久長聖も最終ラインが奮闘してゴールを守るが、ついにこじ開けられてしまう。27分、コーナーキックの競り合いから途中出場の西牧ひなた(1年)が頭で押し込み、試合は振り出しに。

 さらに攻め続けた松商学園は、試合終了間際の35分にFKを獲得。ファールをもらった山本が右足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に吸い込まれていった。

 「チームも結構焦ってて、負けちゃうかもと思っていました。最近、キックが飛ばなくなってきて、不調の中でのFKでした。入ってよかった」。歓喜の輪の中心にいた山本は安堵した表情で語った。

ルーキーイヤーの昨年からレギュラーを務める山本。「パスレンジが広く、シュートの技術も高い。フットサルをやっていて、代表に行けるとU-15の監督も言っていた。スプリントもあるので、抜け出すところができる」と梨子田コーチも頼りにする存在だ。

この日はインサイドハーフで先発。後半はセンターフォワードの小林とポジションを入れ替わり、前線でゴールを意識しながらプレーした。

「キックの正確性を上げて、サイドチェンジのボールも正確に上げたい。自分でも点を決めたいんですけど、味方にアシストできるようにしたい」と、次の戦いを見据えていた。