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[選手権九州大会]溝上可夏が攻守にわたる活躍!神村学園が初戦敗退の危機を乗り越え2回戦へ

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2018.11.9 全日本高校女子サッカー選手権九州大会1回戦 鎮西学院 1(3PK5)1 神村学園]

25年連続25回目の出場を目指す神村学園が敗退の危機を乗り越え、初戦突破を果たした。

第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 九州大会は9日、金武町フットボールセンターなどで1回戦が行われた。神村学園(鹿児島②)は鎮西学園(長崎①)と対戦。試合はPK戦までもつれる激戦となった。

前半は完全に鎮西学院のペース。4バックの神村学園に対して、鎮西学院は右から板倉楓(3年)、江口綾(2年)、坂田美優(1年)、中村怜愛(3年)の4人が高い位置にポジションを取る。数的同数となり、DFラインの背後を狙っていく。

前半12分には右サイドの板倉から江口、坂田とつなぎ、左サイドの中村がシュート。この場面では神村学園GK西川絵理菜(3年)が枠外へ弾き出し、コーナーキックに逃れる。その2分後には右SB金子育未(2年)がオーバーラップからクロスを上げると、ふたたびボールは左の中村へ。ここではファーストタッチが大きく、シュートには至らない。

さらにビッグチャンスが訪れたのは前半35分。平坂咲希(2年)が放ったFKのボールが追い風に乗り、西川の頭を越えていく。そのままゴールに吸い込まれると誰もが思った瞬間、カバーリングに入った溝上可夏(2年)がクリア。間一髪のところで失点を免れた。

「相手がタレント4枚を前に残していた。そこは想定外だった。今まで3枚残すことはあっても4枚残すことはなかった。相手の”4”に対して、うちもディフェンスと(アンカーの)菊池を残して”5”にとなってくるとバランスが悪かった。相手の土俵に乗ってしまった。サンドバック状態の前半をゼロで折り返せたことが勝ちゲーム」と寺師勇太監督は前半を振り返った。

GK西川の頭上を越え、あわやゴールという場面でカバーリングにはいった溝上(6番)がゴールライン手前でクリアする。 GK西川の頭上を越え、あわやゴールという場面でカバーリングにはいった溝上(6番)がゴールライン手前でクリアする。

スコアレスで折り返した神村学園は後半、高い位置からプレスをかけると同時に、積極的にシュートを撃ちにいく。後半26分には桂亜依(2年)のドリブルからパスを受けた菊池まりあ(2年)がシュート。1分後にも相手のクリアを拾った桂がシュートするが、ボールはわずかに枠を捉えない。

それでも相手の流れを断ち切り、試合の流れを引き寄せていたが、先にゴールネットを揺らしたのは鎮西学院だった。後半32分、「練習していた形」(川原監督)というFKから最後は江口が決め、鎮西学院が先制する。

終了まで残り5分(公式記録では72分の失点だったが、手元の時計は75分を回っていた)、致命的な失点かと思われたが、神村学園も諦めてはいなかった。失点からわずか1分後、ここでもチームのピンチを救ったのは溝上である。FK後の混戦から目の前にこぼれてきたボールをダイレクトで蹴り込み、ゴールネットを揺らす。

試合は1−1のまま後半が終了。規定により、PK戦で勝敗を決することになった。ここでチームを勝利に導いたのは、GK西川である。先攻の神村学園が4人成功して迎えた後攻のキッカーは鎮西学院・平坂。このPKを西川がガッチリとキャッチ。さらに神村はキャプテンマークを巻く、鵜木瑠南(3年)が成功。ここでタイムアップの笛がなり、PK戦を5−3で制した神村学園が2回戦に駒を進めた。

神村学園GK西川は鎮西学院の6人目、平坂のシュートをキャッチ。神村学園がPK戦を制した。 神村学園GK西川は鎮西学院の6人目、平坂のシュートをキャッチ。神村学園がPK戦を制した。