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[選手権]1回戦|逆境を乗り越えた聖カピタニオ、PK戦で聖和学園を下す

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.3 全日本高校女子サッカー選手権1回戦 聖和学園 1(2PK4)1 聖カピタニオ]

劣勢をはね返した聖カピタニオ女子(東海②/愛知)が2年ぶりに初戦突破を果たした。

3日に開幕した第27回全日本高校女子サッカー選手権。聖和学園と対戦した聖カピタニオは0−1で迎えた後半27分に同点ゴールを挙げると、1−1からのPK戦を4−2で制した。

立ち上がりは聖和のビルドアップを狙って、攻撃に転じた。前半8分には右サイドに流れたFW神谷千菜(3年)のクロスをMF落合凪琉(2年)がシュート。この場面は聖和GK大矢内陽菜(2年)のセーブに阻まれる。

つづく18分には聖和DFラインからのボールを神谷がインターセプト。神谷からのパスを受けたMF鈴木栄美里(2年)がドリブルで切り込み、CKを獲得する。その直後にもFKを得るものの、いずれも大矢内の守備範囲だった。

このピンチを切り抜け、攻撃のリズムを取り戻していった聖和は前半アディショナルタイムに試合の均衡を破る。

MF宮田あすか(2年)のパスを受けたMF野中花(2年)が右サイドから切り込み、ラストパス。このボールを受けたFW飯干絵里(3年)はすかさず前を向き、得意の左足でゴールネットに突き刺した。聖カピタニオはこの場面、DFラインと中盤の間のスペースで相手をフリーにしてしまった。

「前半の失点の時間帯が悪かったからやられるゲームかと思った」。前半終了間際の失点に敗戦が頭をよぎったという聖カピタニオ・多田利浩監督はすかさず動いた。後半開始には「東海大会突破の立役者」と信頼を置く糸永舞花(3年)、同10分には井上愛梨(2年)を投入する。

東海大会を勝ち抜いたWボランチがピッチに戻り、中盤でのボール奪取力を取り戻す。リスクを背負って前ががかりになった分、背後を突かれることもあったが、最終ラインが踏ん張り味方の援護を待った。

そして迎えた後半27分、FKから始まる攻撃だった。FKのリバウンドをマイボールにすると、鹿島明莉(3年)が前線へロングボール。これを受けた上田真子(2年)からのパスを受けた鈴木がドリブルで最終ラインを抜け出し、左足でゴールネットを揺らした。

迎えたPK戦では、GK小林広奈(3年)がセーブを連発する。先攻の聖カピタニオが3人目を失敗。ここでも不利な状況に立たされる。小林は聖和の3人目を鋭い反応ではじき出すと、4人目もストップ。PK戦を4−2で制した。

2年前の2回戦で敗れた聖和学園にリベンジも果たし、2年ぶりの2回戦へ駒を進めた。