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[選手権]2回戦|高橋果歩と塚原碧衣がハットトリック!常盤木学園が専大北上に大勝

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.4 全日本高校女子サッカー選手権2回戦 常盤木学園 11-0 専大北上]

1回戦で藤枝順心をPK戦で破った常盤木学園(東北①/宮城)は4日、専大北上(東北③/岩手)と対戦。初戦では出場機会のなかった選手を中心にスタメン9人を入れ替え、塚原碧衣(3年)と高橋果歩(3年)がハットトリックするなど11-0で圧勝した。

いわゆる”サブ組”の選手たちである。だが彼女たちにとってはまたとないアピールの場となった。球際の激しさ、ゴールへ向かう推進力などで相手を圧倒。専大北上のキャプテン、髙山桃(3年)も「個人のレベルがすごく高かった」と完敗を認めるしかなかった。

試合が動いたのは前半14分。競り合いからのルーズボールに追いついた中村恵実(3年)が右へ浮き球のパス。ゴールポスト付近に走りこんできた塚原がスライディングでねじ込んだ。

つづく前半28分には専大北上のクリアボールを常盤木の選手がはね返すと、ボールは専大北上DFラインの裏へ。このボールにいち早く反応した高橋が押し込み、追加点を挙げる。

この後、ふたりはともに2点ずつを加え、揃ってハットトリックを達成した。

高橋は昨年夏のインターハイで2試合に出場。1得点しているものの、2試合とも後半アディショナルタイムからの出場だった。スタメンの座を虎視眈々と狙う存在である。

圧巻は後半12分のゴールだった。左サイドでボールを受けた北川愛莉(3年)がドリブルでピッチを切り裂くように中へ切り込む。北川がドリブルした時点で「イメージはあった」という高橋は、「」が横にはたいたボールを左足でミドルシュートを突き刺した。

ドリブル、シュートなど仕掛けるプレーだけでなく、周りを活かすプレーも意識しているという高橋。憧れの選手として名前をあげたのは、なでしこジャパンでも活躍するMF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)だ。

「ドリブルもできるし、味方も生かせるし、運動量もすごくある。チームに貢献できているところを尊敬しています」と、自らのプレーと重ね合わせる。

一方、塚原はインターハイではメンバー外。スタッフとして、チームのサポートに回っている。トップチームでの出場機会は限られているが、Bチームの試合ではキャプテンマークを巻くこともある。そして、チャレンジリーグ、前述したインターハイなどではマネージャー役として、チームを支える縁の下の力持ちだ。

「3年間の集大成として今までやってきたことを全て出せるようにという気持ちで戦いました。ゴールはこぼれ球や抜けてきたボールが多くて、そこに自分がちゃんと走り込めたことが良かった」と試合を振り返る。

阿部由晴監督も「ちゃんと仕事をしていた。ポイントをよく探してプレーできていた」と塚原の活躍を評価した。

今大会、常盤木学園は1回戦(3日)で藤枝順心、準々決勝(6日)では日ノ本学園と対戦。連戦な上に、強豪との戦いがつづく。ターンオーバーすることで主力を休ませることができただけでなく、サブ組の底上げにもつながる価値ある勝利を挙げた。