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[選手権]準決勝|星槎国際湘南、多彩な攻めで初の決勝!FW安保舞美「準々決勝より崩しの部分はできた」

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.7 全日本高校女子サッカー選手権準決勝 星槎国際湘南 4-0 東海大福岡]

星槎国際湘南の快進撃が止まらない。

第27回全日本高校女子サッカー選手権は7日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で準決勝が行われた。第2試合では星槎国際湘南(関東③/神奈川)と東海大福岡(九州③/福岡)が対戦。開始早々に先制した星槎国際湘南が有利に試合を進め、4−0で快勝。初の決勝に駒を進めた。

開始早々の前半2分、MF遠藤彩椋(3年)がロングシュートを放つと、太陽の光で目測を誤ったかGKの手をはじいてゴールイン。思わぬ形から星槎湘南が先制する。

よもやの失点を喫した東海大福岡もFW川野愛華(2年)が右サイドからゴールに向かってドリブルを仕掛け、2列目からはMF吉留有紀(3年)がスペースを突いて飛び出してくる。このピンチをGK小野葵(2年)の飛び出しなどで防いだ星槎湘南が流れを引き寄せる。

前半30分、横パスを受けたMF針生理菜(2年)の浮き球パスに抜け出したFW加藤もも(3年)がGKとの1対1を冷静に沈めて追加点。その3分後にはFW安保舞美(3年)が決め、3−0として折り返す。後半も1点を加えた星槎湘南が2回戦につづく、完封勝利を飾った。

この試合、両チームで最多となる6本のシュートを放ったのは星槎湘南のFW安保舞美(3年)である。前半33分にはDF渋谷巴菜(3年)が放った矢のようなロングフィードに反応。チームの3点目を決め、今大会初ゴールをマークした。

「FWとしてゴールを決めることを優先しながらも周りの選手を生かすことを心がけた。でもシュートを全部決め切ることができなかったので、決勝では決められるように落ち着いてプレーしたい」とコメント。後半24分、26分に放ったシュートがクロスバーとゴールポストに阻まれたシーンを悔やむ。

だが後半15分にはチームの4点目をアシスト。加藤のパスから右サイドをドリブルで駆け上がると、マイナス方向へ折り返したボールを加藤のもとへ届けた。この日はシュート意識の高さに加えて、パスやオフザボールの動きなど味方を生かすプレーの両輪が優れていた。

「トップ下の彩椋(遠藤)、逆サイドのもも(加藤)とか、インサイドの今日(望月)が上がってきてくれた。準々決勝よりも攻撃としては人数をかけられたし、崩しの部分ではできたと思います」

安保は青森県出身、中学時代はSHRINE LFCでプレーした。下山莉子(日体大FIELDS横浜)を始め、県外の高校でプレーする選手が多い中、安保は中学卒業を待たずに星槎湘南のトップチームであるOSAレイアFCの下部組織に移籍した。

「ふたつ上の兄が星槎に入ることになり、その時に練習会に参加した。人工芝のグラウンドで毎日練習ができて、環境がとても整っている。中学の時から高校生とも一緒に練習できて、レベルアップにつながったと思います」

青森生まれ、神奈川育ちのフォワードが全国初制覇をかけて、常盤木学園との決勝に挑む。