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[東北新人戦]勝利に導く1G1A、専大北上MF佐々木玲樺「プレーでみんなを引っ張る」と常盤木に挑む

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.19 東北高校新人戦1回戦 専大北上 2-1 鶴岡東]

3度目の出場で初勝利を挙げた全日本高校女子サッカー選手権から約2週間。専大北上(岩手)が第8回東北高等学校新人サッカー選手権大会の1回戦に臨み、鶴岡東(山形)に2−1で競り勝った。

強風に悩まされる試合で類まれなキックの正確さを発揮してチームを勝利へと導いたのはMF佐々木玲樺(2年)だ。

前半17分、「風があったので、ゴールを積極的に狙った。少しDFの寄せが甘かったので、ボールにしっかりミートできればいい形でいけると思った。思い切って撃ってみました」(佐々木)と右足を振り抜くと、追い風にも乗ったボールがゴールネットに突き刺さる。

その3分後にはコーナーキックのキッカーとして、2点目をアシストする。右足でける右コーナーキック、「あまり高すぎるとゴールをそれてしまうので、ちょっと低めで中気味にけった」(佐々木)と、ゴール前に速いボールを送られると、ニアに走り込んだDF阿部沙梨菜(1年)がワンタッチで押し込んだ。

得点した場面は追い風を利したシュートではあったが、しっかりと枠をとらえたシュート。一方、コーナーキックの場面では風の影響を最小限に抑え、低くて速いボールを入れた。その意図を感じた仲間もニアサイドに走りこんでいる。

前半20分、佐々木玲樺のコーナーキックから阿部沙梨菜がゴールを決める。 前半20分、佐々木玲樺のコーナーキックから阿部沙梨菜がゴールを決める。

1年時からサイドハーフ、ボランチとして出場機会をつかんできた。選手権では過去2大会で全試合(3試合)にフル出場するなど、GK稲村沙希(2年)とともに新チームで最も経験を積んでいる。

大会プログラムには佐々木の名がキャプテンとして記されている。筆者もそのつもりで彼女に話を聞いていたのだが、実はまだ正式決定ではないという。今大会では日替わりでキャプテンマークを巻くことになっており、この日は稲村がゲームキャプテンを務めた。だが既に彼女の言葉の端々からはチームを引っ張ろうという強い意志が感じられた。

準決勝では常盤木学園と対戦する。今月4日、選手権2回戦では0ー11で大敗を喫した相手である。佐藤徳信監督は「真っ向勝負する」と語っている。選手権準優勝の常盤木学園に対して、現時点で何ができて何ができないのか。持てる力をすべてぶつける試合になる。

その想いは佐々木も変わらない。「自分は前回、前々回と全国に出ているので、プレーでみんなを引っ張っていきたい。周りが落ち着いていなくても自分が落ち着いて周りを見て、判断できればいいと思います。(自分の)ポジションを崩してでもいろんなところに動いていきたい」と意気込みを語る。