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[東北新人戦]常盤木学園が8連覇!攻守で軸担うMF西野朱音が先制ミドル

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.21 東北高校新人戦 決勝 聖和学園 0-3 常盤木学園]

第8回東北高等学校新人サッカー選手権大会は21日、相馬市光陽サッカー場で決勝が行われ、常盤木学園(宮城②)が聖和学園(宮城①)に3−0で快勝8大会連続8度目の優勝を飾った(3回は引き分けにより両校優勝)。

この時期特有の強風が吹き荒れる中、風上に立った常盤木学園が押し気味に試合を進める。そのプレッシャーにも慣れてきた聖和がパスをつないで前に出る。そんな拮抗した時間帯に試合の均衡が破れた。

前半29分、FW沖野るせり(2年)から横パスを受けたMF西野朱音(2年)が右足を一閃。追い風にも乗ったボールがゴールネットに突き刺さる。

「前半から風が強くて、撃ったら入るかもしれないと話し合っていた。横パスでいいボールが来たので、思い切り撃ちました。アップの時から強く撃ったら浮く感じはあったので、なるべく抑えつつGKの上を狙いました」

昨年のチャレンジリーグ開幕戦、インターハイ1回戦の十文字戦など、大事な一戦で試合の均衡を破るゴールを決めてきた西野。この日もボールが風に乗りすぎないよう、しっかりと抑えの効いたシュートでチームに先制点をもたらしている。

今シーズンの西野はチャレンジリーグ、インターハイ、選手権のほぼすべての試合に先発で出場(U-17女子W杯参加のため皇后杯は欠場)。多くの試合で柴山史菜(3年)とダブルボランチを組んだ。

柴山が攻撃参加する時には中盤に残ってバランスをとり、最終ラインに入って守備を助けることも多かった。主に守備的な役割をこなしてきたが、今大会ではプレーに変化が見られる。

「新チームになってから前にも関わるプレーが多くなった」と語るように、この日は積極的に攻撃に関与した。中盤にスペースが空いていればドリブルでボールを運び、貪欲にシュートも狙った。チーム最多となる3本のシュートを放っている。

DFラインとバイタルエリアを行き来しながらプレーする守備的なボランチは、常盤木学園にとって要のポジションである。昨シーズンは崎山未来(FC十文字VENTUS)が、今シーズンは西野が務めてきた。

この役割を今年は誰が担うのか。それとも別のやり方をするのか。新チームがスタートを切って、まだ一週間しか経っていない。ベストメンバーで試合をするのはこの決勝が初めてだ。西野がこれからどのような役割を担うのかはわからないが、攻守において鍵を握る存在であることに違いはない。