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[東北新人戦]「10番にふさわしい選手に」、最終学年を迎える常盤木学園FW沖野るせりの決意

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.21 東北高校新人戦 決勝 聖和学園 0-3 常盤木学園]

インターハイ優勝、選手権では準優勝と復活を遂げた常盤木学園の10番を背負うのがFW沖野るせり(2年)である。

東北新人戦では決勝に先発出場。前半29分にはMF西野朱音(2年)の先制点をアシストした。「3年生がいなくなって弱くなったと思われるは嫌だったし、みんなひとりひとり責任感があった。勝ち切れたのはよかった」とコメント。優勝カップを手にして記念撮影に収まり、笑顔を見せた。

姉・沖野くれあ(マイナビベガルタ仙台レディース)が背負った「10番」を引き継ぐという決意を胸に秘めて2年目のシーズンに臨んだ1年前の東北新人戦決勝では2得点1アシストの活躍でチームの優勝に貢献した。

だがインターハイは4試合に出場したものの無得点に終わり、自身のプレーでチームを優勝に導くことはできなかった。大会後は負傷離脱を余儀なくされ、チャレンジリーグ、選手権予選などを欠場している。

戦列復帰は皇后杯。1回戦で途中出場すると、愛媛FCレディース戦との2回戦では決勝点をあげ、自身のゴールでチームをベスト16に導いた。

満を持して臨んだ選手権では4試合に出場。十文字との準決勝では、34分にコーナーキックからのこぼれ球を押し込み、先制点を挙げている。

ゴールだけではない。労を厭わずピッチを駆け回り、攻守に渡ってチームを助けた。球際でも強さを発揮。相手との競り合いでボールを奪い、攻撃のスイッチを入れるシーンも。この試合で見せた豊富な運動量と球際の強さは、この一年間の成長を感じさせるものだった。

沖野は今シーズンを次のように振り返った。

「去年は試合に出れる機会も増えた。球際の強さやパスの質、精度は上がったと思うんですけど、やっぱりシュートを決め切る力はまだ足りない。あと簡単に失うこととかも多いし、ミスが目立ったのかなと思う、そういうところは直したいです」

先述したように、また本人も語る通り、この一年で確かに成長している。だが口を突いて出てくるのは反省点ばかり。オフザボールでの動きの質量ともに高まり、チームに貢献できるプレーも増えてきた。それでも彼女が目標としていることは、一年前と変わりはない。

「10番に見合うような選手に早くなりたいです。歴代の10番はひとりでも打開できるような選手ばかりでした。冬の期間に頑張って練習して、チャレンジリーグで得点をたくさん取りたい」

姉・くれあが背負った「10番」を引き継ぎ、「10番」にふさわしい選手になること。高校最後のシーズンに臨む、今シーズンの沖野るせりのプレーに期待したい。