minasaka.net

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」

[神奈川県新人戦]MF川島美生が2発!藤沢清流を4大会ぶり決勝に導く

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.1.26 神奈川県新人戦 準決勝 藤沢清流 2-1 湘南学院]

藤沢清流が4大会ぶりの決勝に駒を進めた。

第25回神奈川県高校女子サッカー新人大会の準決勝が神奈川県サッカー協会フットボールセンター かもめパークで行われ、第1試合では藤沢清流と湘南学院が対戦。延長の末、2−1で藤沢清流が競り勝った。

両者の激突は常に接戦となる。昨年のインターハイ予選準決勝では藤沢清流がPKの末に湘南学院を退け、選手権決勝リーグでは湘南学院が2−0で勝利している。

強風の中で行われた一戦、序盤は風上に立った湘南学院が押し気味に試合を進める。相手の攻撃をしのいだ藤沢清流は前半14分、MF川島美生(2年)が左足でミドルシュートを放つと、ボールは向かい風を切ってゴール左隅に吸い込まれていった。

この先制点でリードを奪うと同時に、相手の流れを断ち切り、主導権を引き寄せた。湘南学院も前半終了間際の34分にDF佐藤陽菜(2年)がコーナーキックのこぼれ球を左足でシュートするが、クロスバーに阻まれる。

藤沢清流が前半に放ったシュートは川島の先制点1本のみ。風下に立った前半を無失点でしのぎ、ハーフタイムを迎えることができた。

後半は一転、立ち上がりから湘南学院が攻勢を仕掛け、チャンスの山を築き上げる。

後半7分には相手ゴールキックをカットすると、そのパスを受けたFW伊藤香吹(2年)がシュート。後半14分にはFW吉川麗(1年)がFKを直接狙うが、クロスバーを直撃する。さらに後半25分にはMF岩佐祐美(2年)がボールを運び、右サイドのFW福井りおん(2年)にラストパス。決定的なシーンだったが、シュートは枠を捉えられなかった。

そして迎えた後半31分、湘南学院はコーナーキックを獲得する。福井が蹴ったボールがゴール前で混戦となり、MF北川心子(1年)の目の前へ。北川が右足を振り抜くと、ボールはゴールネットに突き刺さる。終了までわずか4分、土壇場で振り出しに戻った。

1−1のまま前後半を終え、試合は10分ハーフの延長戦へ突入。ここでも一進一退の攻防が続き、決着はPK戦に持ち込まれるかと思われた延長後半9分、ついに均衡が破れた。

藤沢清流がFKを獲得。キッカーの川島が、今度は右足で速いボールを入れると、ゴール前の密集をかすめてゴールネットに突き刺さった。湘南学院もアディショナルタイムにコーナーキックから中道はなが頭で合わせるが、ボールはゴールポスト左へ。その直後にタイムアップの笛が鳴り、藤沢清流の決勝進出が決まった。

この日2得点、キャプテンマークを巻く川島は横浜市立中山中学校出身。中学時代は男子チームでプレーしていたという。

右足で先制点、左足で決勝点を決めたように、両足で精度の高いキックを蹴ることができる。この日は中盤の底で攻守のバランスをとりながら、攻撃にも関与した。後半途中からはインサイドハーフにポジションを移すなど、攻守において頼りになる。決勝でも欠くことのできない選手である。

次なる相手は星槎国際湘南。インターハイ予選では0−3、選手権予選決勝リーグでは0−1で敗れている。選手権女王を相手にジャイアントキリングを起こすことができるか?注目の一戦だ。