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[東北女子サッカーリーグ]初陣に臨んだふたば未来学園、敗戦の中で得たふたつの収穫

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.4.14 東北女子サッカーリーグ第1節 ふたば未来学園 1-9 常盤木学園セカンド]

東北女子サッカーリーグは13日、14日に各地で開幕した。ふたば未来学園高校はホーム・広野町サッカー場で常盤木学園高校セカンドと対戦。9分に先制するが、後半に8失点するなど1−9で逆転負け。だが敗れはしたものの、収穫もあった。

狙い通りの形で先制点をゲット


Jヴィレッジの本格的な営業を6日後に控え、賑わいが戻ってきたサッカーの街「広野」。そうした状況下で迎える初めての東北女子サッカーリーグ開幕戦は、チーム・選手にとってもやる気がみなぎるゲームだったに違いない。

いい形で試合にはいったふたば未来学園が先制パンチを食らわせた。開始早々の9分、コーナーキックの流れからMF遠藤彩華がペナルティーエリア内にドリブルで切り込むと、左足でゴールネットを揺らした。

立ち上がりはコンパクトな守備陣形を保ち、常盤木セカンドの連携を断ち切ることに成功した。ボールを奪うと、守備と攻撃の選手が素早く連動してゴールを目指していく。

5分にはFW渡辺未来が相手陣内でボールを奪い、2トップを組むFW渡部結月へパス。先制後の14分には渡辺がロングボールに抜け出し、GKと1対1の決定機を作り出す。いずれも常盤木セカンドGK根子直弓の素早い対応に阻まれたが、狙い通りの形を作り出している。

「いいボールの奪いかたから突破していく、シュートまで持っていくという普段トレーニングでしているような意識があってよかった」と根本浩一監督も話した。



90分ゲームへの慣れは今後の課題


しかし、22分には試合を振り出しに戻された。押し上げたDFラインの裏を突かれ、サイド攻撃から常盤木セカンドMF山田彩葉に同点ゴールを許してしまう。その後は防戦一方となったものの追加点を許さず、1−1のタイスコアで前半を折り返した。

後半は、90分という高校のゲームでは経験できない試合時間の長さが、ふたば未来学園の選手から気力体力を奪っていく。53分に勝ち越し点を許すと、後半だけで8失点。大量失点することとなった。

タイムアップの笛が鳴ると、ピッチに座り込む選手が続出した。インターハイ、選手権の予選は35分ハーフが多く、90分の公式戦はほとんど経験がない。

「練習試合で45分ゲームはなかなかできない。30分3本のゲームを当たり前のようにやっていかないとできないんだろうと思いました。これからトレーニングの中で工夫していく部分だと思います」。根本監督も課題を口にするが、こうした課題が出たことも収穫といえる。

昨年は新人戦と選手権で東北大会に進出。東北新人戦は決勝で常盤木学園に0ー12で大敗を喫し、選手権東北大会は初戦で鶴岡東に0−4で敗れた。今年は昨年チームからふたりが卒業しただけで、主力のほとんどが残っている。昨年の経験を活かせることはアドバンテージとなる。

リーグ戦は6月までに全7試合が行われる。この試合で得られた収穫、課題をいかにして今後の成長につなげていけるのか。ふたば未来学園のチャレンジは始まったばかりだ。