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[選手権東京都予選]決勝リーグ|守備の修徳、片山由菜の決勝弾で村田女子に1-0勝利

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.9.22 選手権東京都予選 決勝リーグ第2節 村田女子 0-1 修徳]

全日本高校女子サッカー選手権東京都予選は22日、私学事業団総合運動場で決勝リーグ第2節を行い、村田女子と修徳が対戦した。

9/16,22,23に予定されていた決勝リーグ。同時期に行われていた皇后杯関東地区大会で十文字が勝ち上がっていたため、変則的な日程を強いられている。第1節で杉並総合に5-0で勝利した村田女子に対して、修徳はこの日がリーグ初戦となった。

★★★

チャンスをきっちりとゴールに結びつける。試合巧者ぶりを発揮した修徳が決勝リーグで白星スタートを切った。

試合が動いたのは前半終了間際の37分、クリアのこぼれ球を拾ったMF片山由菜(2年)が右足を振り抜いた。「普段からシュートの意識はあった。プレッシャーなく、シュートを撃てたことが良かった」と片山はゴールを振り返る。

INAC多摩川レオネッサ出身の2年生。中学時代はボランチとしてプレーし、修徳でも主にボランチで起用されていた。だが、今年7月の関東Liga Student、湘南学院戦ではセンターフォワードで起用されると、この選手権予選でも同ポジションでプレーしている。

ボランチを任せられるだけの足下の技術があり、長身でポストプレーもお手のもの。この日は豊富な運動量を発揮して、守備でもチームに貢献している。

「色々なポジションができることが長所と思っているので、フォワードでもボランチでもできるようにいつも準備しています」と、本人も前向きに取り組んでいる。

前半、押し気味に試合を進めたのは村田女子だった。シュート数こそ8対6で修徳が上回ったが、村田女子はコーナーキックとフリーキックを合わせて、計9本のセットプレーを得ている。修徳DF陣はこの守備で決定機を作らせない。その粘り強さが片山の先制点を呼び込んだ。

後半は一転、修徳が相手陣内に攻め込んでいく。切り込み役を務めたのがFW三尾梨々子(3年)である。

後半7分には右サイドでコーナーキックを獲得。右SB脇美音子(2年)もサポートに入っていたが、積極果敢に勝負を挑んでCKを引き寄せた。

その1分後にも右サイドを破ってペナルティーエリアに侵入。折り返したボールにFW吉川はなの(1年)は触れなかったが、こぼれ球に詰めたMF栃谷美羽(3年)がシュートを放っている。

攻撃でリズムを引き寄せてもリスク管理は怠らない。素早く背後を突きたい村田女子に対して、攻守の切り替えの速さでも相手を上回った。

それでも警戒の網をかいくぐってチャンスにつなげるのが村田女子である。

後半23分には藤原愛里(3年)のスルーパスに抜け出した高橋幸々(2年)がシュート。DFのマークを振り切ったかと思われたが、修徳CB谷口愛奈(2年)がぴったり付いて離れず、フリーではシュートを撃たせなかった。

後半31分にも村岡由梨(3年)のパスに途中出場・深澤晶(3年)が走り込むが、DFが手前でブロック。球際の強さでも相手を圧倒している。さらには今大会初スタメンを果たしたGK大原もも(3年)も的確なコーチングで守備を引き締め、スペースへの飛び出しでチャンスの芽を摘んだ。

片山の先制点を守り切り、1-0で勝利を収めた。さらに翌日、杉並総合との第3節(修徳2試合目)にも10−0で勝利。同じ対戦を5-0で勝利した村田女子に得失点差でもアドバンテージを得て、決勝リーグ勝ち抜けに大きく前進している。

激戦区・東京都予選を勝ち抜くすべを知り尽くしたチームは、10年連続10度目の選手権出場に向けて邁進する。