minasaka.net

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」

[皇后杯東海大会]聖カピの絶対的サイドアタッカー鈴木栄美里、「人一倍走って、輝けるプレーがしたい」

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2019.10.6 皇后杯東海大会1回戦 帝京可児 1-4 聖カピタニオ]

聖カピタニオ女子のサイドアタッカー、鈴木栄美里が1得点1アシストをマークし、チームの勝利を決定づける働きをした。後半12分にチームの3点目を決めると、後半21分には左サイドからのクロスで青木満菜の得点をお膳立てしている。



試合は開始早々の4分に失点する苦しい立ち上がりだったが、前半25分には下西麻鶴が同点ゴールを決めると、5分後には柘植杏海が勝ち越し点。2-1と逆転して前半を折り返すと、柘植との交代で後半開始から出場する。

実はこの日、鈴木は受験のためチームに遅れて合流したためベンチスタートだったのだ。「チームのみんなが自分のユニホームを飾ってくれて、一生懸命戦ってくれた。自分も一生懸命思い切りやって貢献したいと思って入りました」(鈴木)

後半12分、その鈴木に絶好の機会が訪れる。左サイドでボールを奪うと、ゴール前に切り込み右足でシュート。このボールは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を拾った落合凪琉がすかさずゴール前へ折り返す。この競り合いで肩に当たったボールがゴールに吸い込まれた。

「自分が撃ったシュートのこぼれ球がクロスで入ってきて、上手く合わせられたのでよかったです。いつも中に切り込んで右足で撃つ形は練習しているので、イメージ通りではありました」と鈴木。ゴール前での競り合いでゴールネットを揺らしたが、練習通りの形をピッチできっちり表現したことがゴールを呼び込んだ。

岐阜県出身で、JUVEN FC FLORから聖カピタニオに加入した鈴木は、ゴールも奪えるサイドアタッカーだ。左サイドから中に切り込んで右足でシュート。縦に突破して、左足でクロス。今年1月の選手権1回戦、聖和戦ではペナルティーエリア左を回り込み、左足でシュートを流し込んでもいる。

昨年度の選手権では前述した聖和戦で同点ゴールを挙げ、1-4で敗れた東海大福岡との準々決勝では先制点を挙げている。1年時から定位置を確保し、押しも押されもせぬ主力のひとり。プレーの安定感は年々増すばかりだが、「試合に出たら人一倍走って、輝けるプレーがしたいと思っています」と全力を尽くすことを忘れない。

次は強豪・藤枝順心との2回戦に臨む。「順心は日本一を獲っている強いチームなので、チャレンジャーの気持ちで挑みたい。足もとが上手いので振り回されないようしっかり付いていって、自分のところにボールがくれば、積極的に仕掛けてチャンスを作っていきたい」と意気込みを語る。鈴木が左サイドで輝けば輝くほど、聖カピタニオは勝利に近づく。