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[東北新人戦]シュート意識を高めて相手を圧倒!聖和学園が初の単独優勝を飾る

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2020.1.20 東北新人戦 決勝 聖和学園 7-0 専大北上]

東北高等学校新人サッカー選手権は20日、相馬光陽サッカー場で決勝が行われ、聖和学園(宮城)と専大北上(岩手)が対戦。選手権出場校同士の一戦は聖和学園が7−0で快勝し、2年連続3回目の優勝を飾った。過去2回はいずれも常盤木学園(宮城)との両校優勝であり、初めての単独優勝となった。

東北新人戦は8チームが出場。各県代表1チームに加えて、開催地枠(福島)と持ち回りでもう一枠が与えられる。今年は青森が持ち回り枠を得た。そのため、優勝を分け合ってきた常盤木学園(宮城県新人戦で準優勝)は参加しておらず、実力的には頭ひとつ抜けていた。

「今回は圧倒して勝てた。高校総体に向けてもっとレベルアップしていきたい」と、新キャプテンに就任した長谷川来夢(2年)が話す通り、3試合で31ゴール無失点とライバル校に対して、付け入る隙を与えなかった。



試合が動いたのは前半11分。右サイドをドリブルで抜け出した柳原希帆(1年)がシュート。このボールがクロスバーを叩くと、逆サイドから鹿山美玖(2年)が走り込む。このこぼれ球を渡辺琉那(2年)が押し込み、先制に成功した。

10分後には中盤でボールを奪ったDF葛西由依(2年)が、そのまま持ち込んで右足でゴールネットを揺らす。立ち上がりから相手陣内に押し込んでいた聖和は、前線の選手を中心に失ったボールをすかさず回収する。そうした流れの中、右サイドバックの葛西も高い位置でプレーできていた結果がゴールにつながった。

櫻井寧々(2年)が3点目を決めて前半を折り返すと、後半も聖和ペースは変わらない。開始早々の後半8分に島村美風(2年)がミドルシュートを決めると、後半15分には柳原のパスから鹿山がゴール。さらに櫻井まどか(2年)、畑中梨來(2年)が決め、ゴールラッシュを締めくくった。

聖和が今大会に挙げた31ゴールの内訳を見ると、12人もの選手がゴールネットを揺らしている。最終ラインから前線の選手まで、まんべんなく得点者に名を連ねた。決勝に限っても、7人で7得点している。

「選手権が終わってからはずっとシュートの練習をしている。。シュートの本数が全然少なかったですし、決定力が全くなかった。シュートを決めないと勝てないというのを強く感じたので、そこは今年一年かけてしっかりやっていきたい」と曽山加奈子監督。

今年1月の選手権は1回戦で神戸弘陵と対戦。スコアレスの末のPK戦で敗れている。ボール支配率では上回ったが、ペナルティーエリア内へ侵入させてもらえなかった。シュート6本に終わっている。東北新人戦は力の差がある相手との試合が多かったとはいえ、シュート意識を高めたことが結果に結びついた。

「チームとしては今年はシュートが目標なので、もっと積極的にシュートを狙って、シュートを狙いつつ聖和らしさを見せていきたい」と長谷川。技術やアイデアを駆使した聖和スタイルはブレずにバージョンアップを目指す。