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[皇后杯]ファーストプレーが勝ち越し点!スタメン奪還めざす田島光代がラブリッジを初戦突破へ導くゴール

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2020.11.28 皇后杯1回戦 NGUラブリッジ名古屋 4-2 日ノ本学園高校]

「一発振ってきます!」。そう言ってピッチへ駆け出していった26番は、その言葉通りの一発でチームを勝利に導いた。

2−2で迎えた延長前半1分、NGUラブリッジ名古屋は右サイド深い位置まで侵入した立花葉がマイナス方向へ折り返す。中盤からゴール前へ上がってきた田島光代が右足を振り抜くと、ボールは勢いよくゴールネットを突き刺した。2−0から追いつかれ、勢いを失いかけていたチームの背中を押すゴール。この得点が決勝点となり、名古屋は4−2で勝利した。

「自分が入ったらまず流れを変えようと思って、入る前に”一発振ってきます”と言って入ったら良いボールが流れてきた。ファーストプレーだったんですけど、振り切ったらミートしていい形で(ゴールに)入った。練習でもミドルシュートを狙っていた。チャレンジリーグでもそれで点を取っている。イメージ通りでした」と振り返る。

田島はこの日、ベンチからのスタート。延長前半開始からピッチに立つ。「運動量が持ち味なので走り回って来い」と送り出された。豊富な運動量を活かして中盤で攻守のバランスを保ち、チャンスがあれば積極的にゴール前へ顔を出す。精力的にピッチを走り回った。

今シーズン、岡山湯郷Belleから名古屋に加入。開幕から3試合はスタメンを飾り、5試合で2得点するなど上々のスタートを切ったが、その後は怪我の影響などでベンチスタートに。「出させてもらった時間でいかに結果を残していくか考えている」と、スタメン奪取に向けてアピールを続けている。

湘南学院時代のチームメイト、GK都倉瑠里(右端、黄色のユニホーム)と同じピッチでプレーするのは8シーズンぶりのことだ。 湘南学院時代のチームメイト、GK都倉瑠里(右端、黄色のユニホーム)と同じピッチでプレーするのは8シーズンぶりのことだ。

田島は湘南学院高校出身。今年、4年ぶりの選手権出場を決めた同校では、どのような3年間を過ごしたのか。高校時代の経験で今に活きていることは何かと聞いてみた。

「やっぱりみんなで戦う姿勢じゃないですか。団体競技では一番大事な部分なので。それは高校の時に学んで今にも活きていると思います」

そして、名古屋にはGK都倉瑠里、DF菅百花、FW間明理沙子と湘南学院OG3人が在籍している。都倉と間明は同期、菅はふたつ先輩の間柄だ。

今年8月22日、チャレンジリーグ開幕戦では田島と都倉が先発。2013年1月14日(選手権準々決勝)以来、2777日ぶりに同じチームでのスタメン出場を果たしている。

「瑠里とやりたかったと言うのはあります。去年もベルで対戦していて、名古屋はチームがひとつになって戦っていると言う印象が強かったので行ってみたいと思っていました」(田島)

高校時代の盟友の存在が大きかったと明かしてくれた。同時に、「チームがひとつになって戦う」という言葉がここでも出てくる。高校時代のチームメイトと同じピッチに立つため、高校時代に学んだことを活かすため。田島はスタメン奪取への戦いに挑み続ける。

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