minasaka.net

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」

[皇后杯]日ノ本学園、FW栗田そらが反撃の狼煙を上げるヘッド弾!

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2020.11.28 皇后杯1回戦 NGUラブリッジ名古屋 4-2 日ノ本学園高校]

反撃の狼煙を上げる一発を豪快なヘディングで叩き込んだ。

「ここに来られなかった人のためにも絶対に勝って帰りたかった」。仲間への想いを胸に刻んで臨んだ一戦、見せ場は0−2で迎えた39分に訪れた。日ノ本学園高校は林織羽のドリブル突破でコーナーキックを得る。すると右サイドから田淵結子が左足で入れたボールに、FW栗田そらがフリーで合わせてゴールネットを揺らした。

「ヘディングが得意なので、自主練や朝練の時間でずっとコーナーとかフリーキックとかからセットプレーの練習をしていたので狙い通りでした」と、栗田は振り返る。

風下の状況で失点を重ね、2失点目を奪われて意気消沈してもおかしくはない中で追撃のゴール。1−2で前半を折り返した日ノ本学園は後半、80分に篠田帆花のゴール(PK)で延長戦に持ち込む粘りを見せている。

「ここまで高校生同士の試合では、良い形でセットプレーから点を取れていなかった。(栗田は)ドンピシャのゴールというかフリーでしっかり決めてくれた。自信になるんじゃないかなと思います」と、今シーズンから就任した村上裕子監督。チームとしても実りあるゴールとなったようだ。

この日はセンターフォワードとして先発。169㌢という長身を活かして前線で起点となったが、相手は百戦錬磨の社会人選手。とりわけマッチアップしたNGUラブリッジ名古屋の伊藤優海はフィジカルの強さに秀でるセンターバックである。

「自分は背は高いけど体がまだ細い部分があって、格上の選手に当たり負けしてボールを収められないこともある。ドリブルが得意なので、体で負けないために相手の少し前でボールを触ってキープしました」(栗田)

特に前半は風下でFWへのボールが押し戻されることもあり、中盤に引いて足もとでボールを受け、ボールを捌いて再びゴール前に入っていくなど、動きに工夫を加えながら攻撃の組み立てに関わった。

攻撃だけではない。相手最終ラインにプレスをかけてコースを限定。さらにはGKへも寄せていくなど、守備面での貢献も小さくなかった。

皇后杯が終わると、次は選手権。一昨年、昨年は出場機会がなく、出場すれば初めての経験となる。そして、高3の栗田にとっては高校最後の大会だ。「ドリブルが得意なので、自分で相手を抜いてシュートとか、味方からのロングボールで裏を抜け出したり、セットプレーが得意なのでコーナーから点が取りたい」と意気込んだ。