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[選手権]木許和心が1G1Aの活躍。藤枝順心がチーム史上初の2連覇へ王手!

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[2021.1.7 全日本高校女子サッカー選手権 準決勝 藤枝順心 2-0 帝京長岡]

全日本高校女子サッカー選手権は7日、ノエビアスタジアム神戸で準決勝が行われた。第2試合では藤枝順心(東海②/静岡)と帝京長岡(北信越①/新潟)が対戦。2−0で勝利した藤枝順心が作陽との決勝に駒を進めた。

4試合で12得点無失点。無失点も去ることながら、攻撃陣は7人で12ゴールを奪っている(得点の内訳は下記の通り)。どこからでも点が取れ、日替わりでヒロインは生まれる。それが今大会の藤枝順心の強みとなっている。

<得点者一覧>
窓岩日菜③
堀真綾②
高尾真莉奈②
斉藤花菜②
齊藤桃花①
井手ひなた①
木許和心①

この日のヒロインは今大会初ゴールを挙げた木許和心(3年)である。

前半20分、藤枝順心はコーナーキックを獲得。左サイドから堀内意(2年)が右足で蹴ったボールをGKがはじくと、ペナルティーアーク付近で待ち構えていた木許が右足ダイレクトで蹴り込んだ。

2点目を演出したのも木許だった。

後半15分、堀内が自陣でボールを持った瞬間、木許が手を上げてボールを呼び込む。堀内が左足でロングフィードを放つと、スペースに走り込んだ木許が右足に持ち替えてマイナス方向へパス。このボールを受けた堀真綾(3年)が右足アウトサイドでゴール右隅に技ありのシュートを叩き込んだ。

1回戦で先発して以降、途中出場が続いた木許。3試合ぶりのスタメンに抜擢した多々良和之監督は理由を次にように説明した。

「一生懸命な選手で前からプレスをかけることもできるし、ボールを持ったら果敢に仕掛けることもできる。そういったいいところが出ればなと思って起用した。あの得点も思い切り、そういうところが彼女の良さじゃないかなと思います」

この日はインサイドハーフでプレーした木許。守備のサポートにも意識を向けながら、チャンスでは積極的にゴール前に絡んでいった。献身的なプレーで攻守に貢献している。



昨年につづく連覇に王手をかけた藤枝順心。ここまで無失点で勝ち上がり、決勝の相手は作陽に決まった。3度目の優勝を果たした3年前と同じ状況だ。

「奪われたあとの切り替えはどの試合も徹底している。そこだけはどこのチームにも負けない。(作陽は)中盤でもしっかりパスをつないでビルドアップしてくる。そういうチームに対して、自分たちもしっかりとした守備で対応したい」と、3年前の優勝をスタンドで観戦していたというキャプテン・柳瀬楓菜(3年)は意気込みを語る。

「(優勝した)3年前と同じような状態で決勝を迎えることができた。うちはまだ連覇をしたことがない。順心の新しい歴史を作るというチャレンジが出来ることを選手たちにも伝えて頑張らせたい」と多々良監督も力を込めた。

チーム史上初の連覇へ。舞台は整った。