minasaka.net

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」

[東北高校選手権]ベンチスタートから違いを見せたアタッカー、専大北上・二瓶華菜が2得点に絡む活躍

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[東北高校選手権1回戦 鶴岡東 0-3 専大北上]

第63回東北高等学校サッカー選手権大会は19日、五戸ひばり野陸上競技場で1回戦2試合が行われた。鶴岡東(山形)と専大北上(岩手)の一戦は、専大北上が3−0で勝利を収め、準決勝に駒を進めた。



ボールを保持して相手をゴール前に押し込みながら、得点はセットプレーからの1点だけ。もどかしい展開を払拭したのは、後半28分から出場したドリブラー、二瓶華菜(3年)だった。

二瓶は本来スタメンで出るべき選手だが、この日は怪我の影響で大事をとってベンチスタート。翌日の準決勝に向け、テストの意味合いも込めて終盤に投入された。

後半29分、右サイドでボールを受けると、「相手がいても怖じけずにいこうと。明日も出来ると見せたかった。相手が縦を切っていたから行けると思った」と中に切り込み、ゴール前の山本楓来(3年)にパス。山本が落としたボールを及川純奈(3年)がミドルシュートでゴールに叩き込んだ。

試合終了間際の後半35分にも右サイドでドリブルを仕掛け、DFラインの背後に侵入する。「GKとDFの間にクロスをいれる練習をやっていて、自分は練習出来なかったけど狙いはいつでも出来るように頭にいれていた。瑠葵がいるのが見えていた」。

頭の中で準備は出来ていた。イメージ通りにラストパスを送ると、そこに走り込んできた川村瑠葵(3年)が飛び出してきたGKの鼻先で触ってゴールに押し込んだ。

スピードに乗ったドリブルからのクロスが二瓶の持ち味。ドリブルを仕掛けることでゴール前を固めていた相手DFも対応しなければならない。厚い守備の壁を動かすことに成功した。

「ドリブルで相手の背後に入り込める。そういう動きが入ってくると相手のバランスも崩れて、違う選手が空いてくる。その結果、川村が決めたり、相手が下がってペナルティーエリア前が少し空いて及川が打てた。狙ったことをしっかりと出してくれた」と、佐藤徳信監督も準決勝へ向けて手応えを口にしている。



明日はインターハイ出場を懸けて尚志(福島)と対戦する。尚志は今年1月の東北新人戦で顔を合わせ、延長の末に2−5で大敗を喫している。同じ相手に二度続けて負けるわけにはいかない。

「自分が行って、勝ちます。今日はあまり縦には行かなかった。尚志戦は縦に行って、そこから崩せればいいかなと思っています」と、二瓶は自身のプレーでリベンジすることを心に固く誓っている。