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[選手権東海大会]2年ぶり全国へあと一勝。攻守に攻めの姿勢を貫き通した聖カピタニオが初戦突破!

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[選手権東海大会 1回戦 帝京可児 1-2 聖カピタニオ女子]

第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海大会は6日、テラスポ鶴舞(愛知県名古屋市)で1回戦2試合を行った。第1試合では帝京可児(岐阜)と聖カピタニオ女子(愛知①)が対戦。2-1で競り勝った聖カピタニオが13日の準決勝に駒を進めた。



開始早々の2分、荒川風香(2年)の突破で得たコーナーキックの競り合いで相手のオウンゴールを誘い、聖カピタニオが先制。幸先のよいスタートを切った。だがその2分後、帝京可児のカウンターを浴びる。スペースに抜け出した平岩歩(2年)がゴールネットを揺らし、試合は振り出しに戻った。

前半は前がかりにゲームを進める聖カピタニオに対して、帝京可児がスペースを突く展開となった。

帝京可児は素早い攻守の切り替えからキャプテンの藤川莉子(3年)が決定的なパスを次々と放っていく。「彼女は進化している」と、敵将からも賛辞が送られたCF平岩はもちろん、サイドハーフやサイドバックまでもがスペースへ飛び出していく。

「そこがひとつの勝負どころだった」(多田利浩監督)

立ち上がりから前がかりにゲームを進めていた聖カピタニオは、最終ラインを必死に高く保っていた。それが奏功しての先制点だったが、その背後を狙われて失点もしている。ふたたび裏を取られる危険はある。それでも怖気づくことはなかった。

20分には逆に右サイドを攻め上がると、最後は都筑かんな(3年)が決めて、ふたたび勝ち越しに成功。その後も攻め手を緩めない帝京可児だったが、守備陣も持ちこたえた。

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聖カピタニオはこの日、インサイドハーフを務める浦前彩楓(2年)が欠場。技術が高く、攻撃にリズムを与えられる浦前不在の中、右サイドが攻撃の牽引役となった。ふたつのゴールも右サイドから生まれている。

右ウイングを務める荒川は、先制点のきっかけとなる得意の縦突破に加えて、中央寄りにポジションを取りながら周囲と連携した。後半13分には左サイドからペナルティーエリアに侵入し、キーパーをかわしてシュートに持ち込む決定的なシーンを作り出している。また、ポスト役となっていたオーライリー詩奈が空けたスペースを使う意識をチーム全体で共有できていた。

「勝ち切ったことがよかった。次につなげることがひとつの目標だったので」と多田監督。まずは、東海代表3枠を勝ち取るための最低条件となる初戦突破を果たした。13日、14日に行われる準決勝と決勝(または3位決定戦)でひとつ勝てば、2年ぶりとなる選手権出場が決まる。準決勝では選手権王者・藤枝順心と対戦する。