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[選手権]「3年間でこの2ヶ月が本当に大変だった」、佐藤まどかが表現した常盤木学園の新たなサッカー

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

第30回全日本高校女子サッカー選手権2回戦 常盤木学園 3-0 京都精華学園]

新しいスタイルを掲げて大会に臨んでいる常盤木学園(東北①/宮城)が京都精華学園(関西④/京都)に3-0で勝ち、2大会連続でベスト8に名乗りを上げた。

先に決定機を作り出したのは京都精華である。前半11分、バイタルエリアでこぼれ球を拾ったCB藤本希梨(3年)がすかさずスルーパスを放つ。これに反応した山田奈緒(1年)がペナルティーエリアに進入してGKと1対1を迎えた。だが、シュートはGK西川佳那(3年)がブロック、つづくシュートもCB三浦音愛(3年)がクリアする。常盤木学園はこの攻防を含めた攻勢をしのぎ、勢いに乗せると怖い相手の出鼻をくじいた。

そこからは、東北大会終了直後から積み上げてきた新たなスタイルをピッチに描いていく。選手が弧を描くように動き、流動的にピッチを駆け巡る。フリーの選手を作り出し、ボールを動かしていく。DFラインまで圧力をかけてくる相手の寄せをかわすと、リズムに乗りながら次々とチャンスを作っていった。前半はスコアレスだったが、相手の体力を着実に奪っている。

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「落ち着いて自分たちのプレーをすればいい」(阿部由晴監督)。そう指揮官に送り出されたチームは慌てることなく後半に臨む。ほどなくして試合の均衡を破った。先制点を引き出したのは、これまでずっと取り組んできた高い位置からのプレスである。

後半10分、高塚映奈(2年)がコースを制限して出された相手パスを伊藤璃胡(2年)がインターセプト。左サイドを持ち上がった伊藤がゴール前へクロスを放つと、高塚が競ったこぼれ球を佐藤まどか(3年)が頭で押し込んだ。

後半29分の追加点は、右SB木村莉捺(3年)のパスから始まった。冷静な対応でチャンスの芽を摘むと、落ち着いて味方へパス。伊藤が落としたボールを葛西彩(1年)、高塚とつなぎ、その間に左サイドを駆け上がった伊藤がふたたび受ける。中村円香(3年)とのワンツーからクロスを上げると、ゴール前ではふたたび佐藤が頭で合わせた。

その2分後には勝負を決定づける3点目が生まれる。保原ひな(2年)が中盤でこぼれ球を拾うと、中央でボールを動かしながらDFラインを突破する。ラストパスを受けた葛西が右足でゴールネットを揺らした。

「ゴールを決めたい欲がすごくて、たまたまボールがここに来たので後は決めるだけでした。もともと自分はにニアに入っておとりになってたんですけど、ちょっと変えてファーに回った。遅れてスピードを持ちながら入ってくることを意識して合わせたら頭に合いました」

2得点でチームを勝利に導いた佐藤は、自身のゴールをそう振り返る。ゴール前への入り方の工夫が得点につながった。

本来は縦突破からのクロスを武器とするアタッカー。圧倒的なスピードとパワーで右サイドを制圧し、ゴール前にクロスを供給しつづけた。だが予選以降、チームは新たなスタイルに舵を切る。そして佐藤自身もスタイルの変革を迫られた。

「すっごい一気に常盤木のサッカーを変えたんじゃないかっていうくらい、3年間やってきてこの2ヶ月が本当に大変だった。みんなでプレースタイルを変えてやってきたので、ここまで持ってこれてることが自分たちでもびっくりだし、ちゃんとやってきたからこそパス回しができてるのかなと思います」

たった2ヶ月でここまで仕上げてきたことは驚きでしかない。チーム全体でいかに努力を重ねてきたのか想像に難くない。いや筆者の想像を超えている。だが、チーム、そして個人のスタイル変更に取り組んできた佐藤の表情から苦労は微塵も感じられない。生き生きとした眼差しで自身の取り組みについて語っている。

「私のスピードという長所をちょっと削らないといけないことに気づいて、でも自分のプレースタイルを消さずにどうにか一瞬のチャンスを掴むと言うか。ちょっと大変だったんですけど自分のポジションにとらわれないで、ぐちゃぐちゃになって、あそこにいるあっちにいるみたいな、そういう魅了するプレーがしたい」

急激な成長の跡は得点だけでなく、3点目のシーンに表れている。この場面ではピッチ中央付近でボールを受けると、ワンツーから左足で縦パスを放つ。このパスが起点となり、最終的にゴールが生まれた。得点もアシストも記録されないが、複数の選手が動きながらゴールをめざした一連のプレーに関与した。

チームのスタイル変更に合わせて、自らのプレーをアップデートしてみせた。チームの、そして自分自身の成長を感じながら、佐藤は充実した大会を過ごしている。

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