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[宮城県高校総体]聖和学園が2大会ぶり決勝進出!味方の負傷退場にも集中を切らさず仙台大明成に競り勝つ

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[宮城県高校総体 準決勝 聖和学園 1-0 仙台大明成]

令和4年度 宮城県高校総体は5日、松島運動公園で準決勝2試合が行われた。第1試合では聖和学園と仙台大明成が対戦。1-0で聖和学園が競り勝った。

前半は仙台大明成が攻勢を仕掛ける。相手のパス、ドリブルに粘り強く対応しながら、ボールを奪ったらサイドを起点に攻め込んでいく。30分には、狩野真穂(2年)が蹴ったコーナーキックがクロスバーをかすめるなどチャンスを作ったが、スコアレスで前半を折り返した。

聖和学園は後半3分にDF小笠原由衣(3年)が負傷退場するアクシデントが発生する。急遽、倉品渚南(1年)が投入される。試合が数分にわたって中断されるが、聖和学園の選手たちは集中を失っていなかった。

プレーが再開されて1分後(後半4分)、聖和学園は左サイドからグラウンダーのパスが前線に送られる。このボールを米村歩夏が落とすと、これを受けた計良杏実(3年)が思い切ってミドルシュート。これがゴール右隅に収まり、試合の均衡を破った。

この得点で落ち着きを取り戻した聖和学園は、本来のプレーをピッチで表現。追加点こそ奪えなかったが、押し込んでいくなかで相手のサポートを遅らせることに成功。リードを守り切った。