[宮城県高校総体]常盤木学園が逆転勝ち!雨中決戦を制して2年連続17回目の優勝を飾る
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令和4年度 宮城県高校総体は6日、みやぎ生協めぐみ野Aグラウンドで決勝が行われた。顔を合わせたのは、聖和学園と常盤木学園。ともに17回目の優勝をめざす。
先手を打ったのは聖和学園だった。前半17分、早瀬彩来(3年)が右から左へサイドチェンジのパスを送る。このボールを受けた今野杏凪(1年)がワンタッチで前方へ押し出すと、計良杏実(3年)が飛び出してきたGKの鼻先でゴール前へパス。ここに走り込んできた片岡花海(3年)が左足でゴールに流し込んだ。
1-0と聖和学園がリードして迎えた後半、試合の流れを引き寄せたのは常盤木学園だった。後半8分、右サイドからのクロスがGKのミスを誘い、こぼれ球を伊藤璃胡(3年)が押し込んで試合を振り出しに戻す。
勢いに乗る常盤木学園はその3分後、伊藤璃胡が粘り強くゴール前にパスを出すと、フリーで待ち受けていたのは前半25分に途中出場した白木珠奈(2年)。すかさずターンして右足を振り抜き、ゴールネットを揺らす。2-1として、あっという間に試合をひっくり返す。
その後もペースを握り続けた常盤木学園は後半21分、相手のセットプレーから3点目を奪う。聖和FKの場面、葛西彩(2年)がヘディングではね返すと、このボールを白木、伊藤結菜とつなぎ、伊藤結菜が左から折り返す。ここで受けた葛西が左足でミドルシュートを決めた。
守っても相手のシュートを後半ゼロに抑え込み、3-1で逃げ切り。2年連続17度目の優勝を飾ると同時に、東北大会出場を決めた。2週間後に行われる東北大会では、上位2チームに与えられるインターハイ出場権獲得をめざす。
