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[選手権東京都予選]試合途中の配置転換が功を奏する。文京学院が7年ぶりベスト4!

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[選手権東京都予選 準々決勝 東久留米総合 0-1 文京学院]

第31回全日本高校女子サッカー選手権東京都予選は3日、駒沢オリンピック公園第二球技場で準々決勝が行われ、文京学院東久留米総合を1−0で下した。

接戦の末に高校総体東京都予選3位の飛鳥を1-0で退けた東久留米総合。対する文京学院は広尾学園小石川をPK戦の末に破った。ともに難敵を下してに勝ち上がってきた。

主導権を握ったのは文京学院。中盤ではMF鈴木杏彩(2年)が左右に動きながら味方をサポートし、セカンドボールも拾って攻め続ける。両サイドバックも積極的にオーバーラップを仕掛け、分厚い攻めを見せる。

だが東久留米総合も平川美咲と熊瀬川愛子の3年生センターバックコンビを中心にハードな守備を見せ、相手に起点を作らせない。徐々に流れを引き寄せ、全体を押し上げていく。

ターニングポイントは後半9分。文京学院はDF須藤庵(2年)に代わって、MF原桜子(2年)を投入。これに伴う配置転換で左サイドバックの井上小雪(2年)を前線に上げる。その後もなかなかシュートに持ち込むことは出来なかった。それでもワンチャンスを逃さない。

後半23分、左サイドを突破した井上が左足を振り抜くと、逆サイドのゴールポスト付近に走り込んできたMF田中実憂(3年)が押し込む。ついに試合の均衡を破った。文京学院はその5分後にもカウンターから井上→田中のラインでゴールを脅かす。追加点こそ奪えなかったが、この一点を守り切ることに成功した。

文京学院は7年ぶりの4強入り。一方、敗れた東久留米総合もベスト8という目標を成し遂げ、今大会を後にした。