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[選手権神奈川県予選]星槎国際湘南が白星スタート!宮本-国吉のホットラインがゴールラッシュ呼び込む

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

[選手権神奈川県予選 決勝リーグ第1戦 星槎国際湘南 4-0 藤沢清流]

第31回全日本高校女子サッカー選手権神奈川県予選は11日、星槎湘南スタジアムで決勝リーグ第1節が行われ、第1試合では星槎国際湘南が藤沢清流に4−0で勝利。3試合のリーグ戦で白星スタートを切り、得失点差で首位に立った。

試合は藤沢清流の猛烈なプレスから始まった。星槎湘南は自陣でボールを保持し動かすことは出来たが、相手陣内に起点を作ることが出来ない。高いDFラインの背後を狙ったボールも藤沢清流の最終ラインにはね返された。

そんな中、チャンスを作っていたのはインサイドハーフを務めるMF宮本和心(2年)である。前半34分にはスルーパスを放ち、このボールに走り込んだ左SB駒澤茉歩(2年)がシュート。その1分後には自らゴール前へ切り込み、シュートする。より高い位置で攻撃にかかわることで流れを引き寄せていった。

0−0で折り返した後半、星槎湘南は選手交代に伴い、右ウイングの国吉花吏埜(2年)を左サイドへ移す。すると後半7分には宮本のパスから国吉がドリブルを仕掛け、コーナーキックを獲得。同13分にもドリブルからシュートを放つ。宮本との息も合い、水を得た魚のように左サイドで躍動する。

試合が動いたのは後半25分。ゴール前で中島咲友菜(2年)、国吉、宮本とつなぎ、フリーの宮本が右足でゴールネットを揺らす。ようやく勝ち越しに成功した星槎湘南は、ここから立て続けにゴールを決め、一気にたたみかける。

後半30分には坪井茉凛(2年)のパスに抜け出した中島が、飛び出したGKの一歩手前で追いつきゴールに流し込む。同36分には相手のパスをインターセプトした国吉が決めると、その3分後には国吉のスルーパスに反応した駒澤が左足で決める。相手に立て直す暇を与えず、星槎湘南が終盤のゴールラッシュで押し切った。