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[選手権神奈川県予選]湘南学院が白星発進!攻撃に命を吹き込んだのは途中出場の2年生FW諸節海晴

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

第31回全日本高校女子サッカー選手権神奈川県予選は11日、星槎湘南スタジアムで決勝リーグ第1節が行われ、第2試合では湘南学院が大和に2−0で勝利。得失点差で星槎国際湘南に次ぎ、2位につけている。

試合は立ち上がりから湘南学院が相手陣内に押し込み、コーナーキックなどから先制点のチャンスを狙う。劣勢を強いられた大和も集中した守備で決定機を作らせず、カウンターから反撃の機会をうかがった。

前半15分、ビッグチャンスを迎えたのは大和だった。左スペースを狙ったフィードに左SH吉村帆七(1年)が走り込む。そのままドリブルで持ち込み、左足でシュートを放った。

このピンチをしのいだ湘南学院はよりいっそう守備を引き締める(結果として、大和のシュートは前述した一本に抑える)。そして迎えた前半36分、コーナーキックからCB前田夏歩(2年)が頭で押し込み先制。1−0とリードして前半を折り返した。

後半も湘南学院が主導権を握り、大和がカウンターで反撃する展開がつづく中、流れが変わったのが後半17分に行われた選手交代だ。宮島楓(3年)に代わって投入された諸節海晴(2年)がツートップの一角に配された。

諸節が前線、そして中盤に落ちるなどしてボールを収めることで、2人目、3人目の動きを引き出した。チーム全体を押し上げ、流動的になることで相手の守備ブロックを崩していく。両CB法師人茉莉(3年)と中津川明莉(1年)も足を攣らせるなど、ここまで献身的に守っていた大和DF陣を追い込んでいった。

後半32分には永山理月(2年)のクロスに諸節がヘディングで合わせて追加点。勝負を決定づける。その後も湘南学院が攻めつづけ、完封勝利を飾った。