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[選手権東北大会]東北リーグにつづく接戦も鶴岡東が桜の聖母学院に競り勝ち、初戦突破!

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)


[選手権東北大会1回戦 鶴岡東 2-1 桜の聖母学院]

今シーズンの東北女子サッカーリーグ2部では2位(桜の聖母学院)と3位(鶴岡東)。直接対決では1−0で鶴岡東が勝利している。東北の舞台で接戦を繰り広げる両者の対決は、鶴岡東に軍配があがった。

第31回全日本高校女子サッカー選手権大会東北大会は15日、遠野市国体記念サッカー場で1回戦3試合が行われた。Bピッチでは鶴岡東(山形①)と桜の聖母学院(福島②)が対戦。2点を先行した鶴岡東が2−1で逃げ切り、2回戦に駒を進めた。

試合は開始早々に動いた。前半5分、鶴岡東はMF松田碧羽(2年)がスピードに乗ったドリブルで右サイドを抜け出す。右足で折り返したシュート性のボールは相手DFに当たったが、2列目から飛び出してきたMF岡田夏実(1年)がこぼれ球を押し込み、先制する。

さらに前半25分、鶴岡東は右からの攻めでコーナーキックを獲得する。MF林里莉(3年)が蹴ったボールに頭で合わせたのは、キャプテンのFW佐藤渚(3年)。リーグ戦での対戦につづく得点で2−0とリードを広げた。

2点のリードを許した桜の聖母学院だったが、GK海老名美侑(2年)を中心としたDF陣が守備を引き締め、球際・ルーズボールの競り合いでも互角以上の戦いをみせる。相手の攻撃を防ぐと素早く全体を押し上げ、高い位置からプレッシャーをかけていく。

そして迎えた前半31分、桜の聖母学院が1点を返す。鶴岡東のバックパスを狙って猛然とボールに寄せていく。この場面では飛び出してきた相手GKに触られたが、ルーズボールに反応したFW菅野真莉(2年)がガラ空きのゴールに流し込んだ。

鶴岡東が2−1とリードして折り返した後半は一進一退の攻防。両サイドのスピードを活かしてサイドから切り崩しを狙う鶴岡東に対して、桜の聖母学院はFW山田ましろ(3年)を起点にゴールをめざす。

鶴岡東DFラインはミスから失点したものの、相手の攻撃を最終ラインでしっかりはね返していた。この点では最後まで集中を切らさず、相手の反撃を一点に抑えて勝利している。