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[J-VILLAGE CUP]聖和学園 vs 帝京長岡 フォトハイライト

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)
[J-VILLAGE CUP U-18女子 聖和学園 1-4 帝京長岡]

藤枝順心が十文字に1−0で勝ち、2年ぶり6回目の優勝を果たした全日本高校女子サッカー選手権。決勝で顔を合わせた両チームに1回戦で敗れた聖和学園(0−2で十文字に敗戦)と帝京長岡(0−4で藤枝順心に敗戦)が顔を合わせた。

新チームが立ち上がり、新1年生も合流していないこの時期。大会に臨む、チームの思惑もそれぞれである。聖和学園はベスト布陣を組まずに、メンバーをシャッフル。個々の見極めをすると同時に、できるだけバックパスをせずボールを前につなぐことを意識する。一方、帝京長岡はボールを持ったら背極的にドリブルを仕掛けていった。

試合をリードしたのは帝京長岡だった。開始1分も経たないうちにFW日比野夢乃(2年)が先制点を挙げると、つづく前半5分には追加点。CB藤本来桃(1年)が持ち上がり、左スペースへパス。左サイドを駆け上がったSB三宅亜依(2年)が中に折り返すと、ゴール前で日比野が合わせる。日比野は前半終了間際の29分にもポスト直撃のシュートを放った。

2−0とリードして前半を折り返した帝京長岡は後半7分に3点目を奪う。相手のクリアボールを拾ったMF吉岡花菜(2年)がドリブルで運び、ワンツーでゴール前に進入する。吉岡からのパスを受けた平山愛莉(1年)がシュートするが、相手DFがブロック。こぼれ球を拾うと、最後は吉岡が決めた。

聖和学園の反撃は後半11分。前線からのプレスでボールを奪うと、MF櫻井梨里花(1年)がミドルシュートを決める。だがその5分後、聖和学園はPKを献上する。これを三宅が左足で決めてダメ押しの4点目。聖和学園も途中出場したMF伊藤三冬(1年)が際どいシュートを放ったが反撃もここまで。4−1でタイムアップとなり、帝京長岡が白星スタートを切った。