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[関東リーガ]増原遥花が古巣に恩返しの2発!日大が開幕2連勝飾る

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)



8日、9日に鹿島ハイツでセントラル開催を行った関東 Liga Student 2023。9日には日本大学と鹿島学園高校が対戦した(試合は40分ハーフ)。

試合の主導権を握ったのは鹿島学園。チームのスタイルでもある前線からのプレスを仕掛け、相手のビルドアップを遮断する。そして8分、自分たちの流れに引き寄せた鹿島学園にチャンスが訪れる。

GK髙橋侑沙(3年)が前線へロングフィード。競り合いからマイボールにしたMF阿部陽菜多(1年)が右サイドを駆け上がり、ゴール前へ折り返す。逆サイドからゴール前に走り込んできたMF竹田朱里(1年)がワンタッチで合わせてゴールに流し込む。鹿島学園は新1年生コンビで先制点を奪った。

その後も鹿島学園がショートカウンターから追加点を窺うなか、日大は36分、バックパスをかっさらったMF増原遥花(2年)が無人のゴールに流し込み、試合を振り出しに戻す。1−1で折り返した後半は日大が押し込んでいった。

49分には玄蕃理恵(1年)がペナルティーエリアに持ち込むが、シュートはGK髙橋に阻まれる。57分、59分には増原がゴール前まで持ち込むが、ゴールを割ることはできない。さらに74分に増原のヒールパスを受けた井上美海(3年)がダイレクトパス。素早いパス交換から遠山瑠菜(2年)が抜け出すが、オフサイド判定となる。

1−1のまま引き分けに終わるかと思われたアディショナルタイム、ついに均衡が破れた。日大は井上、土屋美起(1年)とつなぎ、スペースに走り込んできた増原にボールが渡る。増原がGKとの1対1を冷静に決め、勝ち越しに成功。鹿島学園出身の増原が2得点を挙げ、日大が土壇場で逆転。2−1で勝利を収めた。

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前半8分、MF竹田朱里(鹿島学園、1年)の得点で鹿島学園が先制する。 前半8分、MF竹田朱里(鹿島学園、1年)の得点で鹿島学園が先制する。

先制点の起点となるロングフィードを放った鹿島学園GK髙橋侑沙(鹿島学園、3年)。 先制点の起点となるロングフィードを放った鹿島学園GK髙橋侑沙(鹿島学園、3年)。

鹿島学園の先制点をアシストしたMF阿部陽菜多(鹿島学園、1年)。右サイドで幾度も突破を仕掛ける。 鹿島学園の先制点をアシストしたMF阿部陽菜多(鹿島学園、1年)。右サイドで幾度も突破を仕掛ける。

2得点の活躍でチームを逆転勝利に導いたMF増原遥花(日大、2年)。 2得点の活躍でチームを逆転勝利に導いたMF増原遥花(日大、2年)。

インサイドハーフとして出場したMF井上美海(日大、3年)。決勝点の起点となるなど、中盤で攻撃のタクトを振るった。 インサイドハーフとして出場したMF井上美海(日大、3年)。決勝点の起点となるなど、中盤で攻撃のタクトを振るった。

スピードに乗ったドリブルで突破を図るMF吉澤菜奈乃(鹿島学園、1年)。後半開始から出場した。 スピードに乗ったドリブルで突破を図るMF吉澤菜奈乃(鹿島学園、1年)。後半開始から出場した。

 後半から出場したCB光田知世(日大、1年)はビルドアップで高い能力を発揮した。  後半から出場したCB光田知世(日大、1年)はビルドアップで高い能力を発揮した。