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[めぬまカップ]5位決定戦|十文字が豊川に快勝!後半の選手交代で流れ引き寄せ、突き放す

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

2024年3月29日(金)
選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in 熊谷 5位決定戦
豊川 0-3 十文字
得点:[‪十文字]伊藤芽紗(23分)、澤田さくらアリーヤ(54分)、福島茉莉花(57分)


選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in 熊谷”は3月29日、熊谷スポーツ文化公園などで順位決定戦が行われた。陸上競技場で行われた5位決定戦では豊川(愛知)と十文字(東京)が対戦。悪天候による中断を余儀なくされるなど、強い雨が降る中で試合が行われた(試合は30分ハーフ)。

予選リーグを首位通過(3勝1分)した十文字。1位トーナメントでは1回戦で大阪桐蔭(大阪)に0−2で敗れ、福井工大福井(福井)に2ー1で勝ち、豊川との5位決定戦に臨む。



この試合では本多桃華(2年)がセンターフォワードを務め、中盤では川口歩奏(2年)、新井萌禾(3年)、福島茉莉花(3年)と技術に秀でる3人がパスやドリブルで攻撃を組み立てる。両サイドバックには梅本恵(3年)、澤田さくらアリーヤ(2年)と、フォワードやサイドアタッカーを本職とする選手を配し、攻撃的な布陣を敷いた。

立ち上がりは早めにボールを相手陣に動かしていった豊川が押し込むが、徐々に十文字がボール保持を高めていく。試合が動いたのは前半23分のこと。左サイドに流れてボールを受けた本多の折り返しに右WG伊藤芽紗(2年)が合わせて十文字が先制する。

1ー0で十文字が折り返した後半、十文字は選手交代で攻撃にテコ入れを図る。後半16分。CB小林夏奈(3年)に替わって、DF松井里緒(3年)を投入する。松井は右SBにはいり、右SB澤田がCF、CF本多がCBへとポジションを移る。

スコアが動いたのは後半24分。起点になったのは、後半9分に投入された安西優(2年)である。左スペースを突いて中へ折り返すと、このパスを受けた澤田が鮮やかなターンで相手マークを外してシュート。これが決まって2ー0とリードを広げる。

その3分後には安西、FW藤田なおみソフィア(3年)とつなぎ、最後は福島が決め、ダメ押しの3点目。守っては無失点に抑え、大会最終戦を3ー0の勝利で飾った。