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[めぬまカップ]決勝|聖カピタニオが常盤木学園をPKで退ける。高い守備力が引き寄せた初のタイトル

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in 熊谷”は3月29日、熊谷スポーツ文化公園などで順位決定戦が行われた。陸上競技場で行われた決勝では常盤木学園(宮城)と聖カピタニオ女子(愛知)が対戦。規定の60分ではスコアが動かず、その後に行われたPK戦を制した聖カピタニオが初優勝を飾った。



7試合で21得点1失点。守備の堅さがタイトルを引き寄せた。

前半はボールを保持して相手陣内に攻め込んだが、前半17分に常盤木学園が4枚替えを行ってからは守勢に回る時間が増えてくる。ここでCB近藤綾音(3年)を中心としたDF陣が踏ん張り、ゴールを割らせない。

近藤は守備だけでなく、攻撃でも存在感を発揮する。後半19分には近藤のボール奪取からカウンターを発動。近藤からパスを受け取ったMF小澤しいな(2年)がシュートに持ち込むが、近藤も動きを止めずにゴール前へと走り込んでいった。

さらに後半27分にもルーズボールをかっさらうとそのままドリブルでゴール前へ持ち上がり、シュート性のクロスを放つ。その直後には自陣ゴール前でペナルティエリアに侵入してくる相手をブロック。攻守に獅子奮迅の働きをする。

PK戦ではGK梅村心陽(3年)が先攻・常盤木学園の1人目を止めると、その後に蹴る味方のキッカーにボールを手渡しながらハイタッチで激励する。相手のPKを阻み、味方を後押ししてチームを勝利に導いた。梅村は今大会のMVPに選出されている。

昨シーズンはインターハイ8強、選手権ベスト16の成績を残した聖カピタニオ。今年はさらなる飛躍をめざし、静産大磐田ボニータ(現・静岡SSUボニータ)やアルビレックス新潟レディースなどで監督を務めた村松大介氏をヘッドコーチに招聘。堅守速攻に加えて、最終ラインからボールをつなぐことを意識しながらビルドアップに磨きをかけている。プレーの幅を身につけ、インターハイ予選に挑む。

聖カピタニオCB近藤綾音は守備に奔走しながらロングキック、オーバーラップなど攻撃にも意欲的に関わった。 聖カピタニオCB近藤綾音は守備に奔走しながらロングキック、オーバーラップなど攻撃にも意欲的に関わった。

パスを出して終わりではない。近藤は自らも並走しながら攻撃にかかわる姿勢を見せる。 パスを出して終わりではない。近藤は自らも並走しながら攻撃にかかわる姿勢を見せる。

聖カピタニオGK梅村心陽は常盤木学園の1人目を横っ飛びでストップする。 聖カピタニオGK梅村心陽は常盤木学園の1人目を横っ飛びでストップする。

GK梅村が3人目のキッカー・近藤綾音を激励。その甲斐あって、PKは見事に成功した。 GK梅村が3人目のキッカー・近藤綾音を激励。その甲斐あって、PKは見事に成功した。