[選手権ハイライト]多彩なプレーで攻撃を牽引したFW東堂正枝。2得点にからみ、常盤木学園を8強に導く
トピックス
当サイトのリンクに広告が含まれています。
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 3回戦
専大北上 0-2 常盤木学園
得点:[常盤木学園]小林ちさ(8分)、東堂正枝(76分)
第33回全日本高校女子サッカー選手権は1月3日、三木総合防災公園などで3回戦8試合が行われた。常盤木学園(宮城②)は専大北上(岩手)と対戦。2-0で勝利を収め、準々決勝へと駒を進めた(試合は40分ハーフ)。
東北勢同士の対決となったこの試合で、先制点の起点となり、さらにダメ押しの追加点を決めたのがFW東堂正枝(3年)である。
試合が動いたのは開始8分。右サイドでボールを持った東堂がカットインして、左足でクロスを供給する。相手DFにクリアされるも、こぼれ球をFW小林ちさ(3年)がシュート。これも相手に阻まれたが、そのこぼれ球にふたたび反応した小林が押し込み、常盤木学園が先制した。
追加点が決まったのは試合終了間際の76分。左サイドでボールを受けた東堂が中央のMF山崎詩乃波(3年)に預ける。山崎が右サイドへ展開すると、ドリブルで駆け上がったFW柳町玲音(3年)がゴール前へ折り返す。そこに走り込んできた東堂が左足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。
さらに、この日はポストプレーでも存在感を発揮。試合序盤から前線で相手DFを背負いながらボールを収めることで、味方の押し上げを促し、チームがボールを保持する時間を大幅に増やした。
後半に入ると専大北上が前線からのプレスを強め、押し込まれる時間帯もあった。この時にも東堂がパスコースに顔を出し、受け手となることでチームのビルドアップを支えた。プレスを回避できた場面は一度や二度ではなかった。
49分には東堂の落としを受けた山崎がドリブルで攻め上がり、これに呼応した東堂がスペースへ走り込む。その2分後には小林、山崎とつないだボールに東堂が走り込むシーンを作り出す。いずれも相手DFに阻まれたものの、前がかりになった専大北上に対して、カウンターで脅威を与え続けた。その後、追加点を挙げて突き放したのは前述した通りである。
常盤木学園はこの勝利で準々決勝進出。2ゴールにからんだ東堂は、ポストプレーやビルドアップの起点としても機能した。攻撃面で多彩な役割を果たした背番号10の存在感がチームにとって欠かせないものであることを証明する一戦となった。
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 3回戦
専大北上 0-2 常盤木学園
得点:[常盤木学園]小林ちさ(8分)、東堂正枝(76分)

第33回全日本高校女子サッカー選手権は1月3日、三木総合防災公園などで3回戦8試合が行われた。常盤木学園(宮城②)は専大北上(岩手)と対戦。2-0で勝利を収め、準々決勝へと駒を進めた(試合は40分ハーフ)。
東北勢同士の対決となったこの試合で、先制点の起点となり、さらにダメ押しの追加点を決めたのがFW東堂正枝(3年)である。
試合が動いたのは開始8分。右サイドでボールを持った東堂がカットインして、左足でクロスを供給する。相手DFにクリアされるも、こぼれ球をFW小林ちさ(3年)がシュート。これも相手に阻まれたが、そのこぼれ球にふたたび反応した小林が押し込み、常盤木学園が先制した。
追加点が決まったのは試合終了間際の76分。左サイドでボールを受けた東堂が中央のMF山崎詩乃波(3年)に預ける。山崎が右サイドへ展開すると、ドリブルで駆け上がったFW柳町玲音(3年)がゴール前へ折り返す。そこに走り込んできた東堂が左足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。
東堂は安定したポストプレーで攻撃の起点となった。
さらに、この日はポストプレーでも存在感を発揮。試合序盤から前線で相手DFを背負いながらボールを収めることで、味方の押し上げを促し、チームがボールを保持する時間を大幅に増やした。
後半に入ると専大北上が前線からのプレスを強め、押し込まれる時間帯もあった。この時にも東堂がパスコースに顔を出し、受け手となることでチームのビルドアップを支えた。プレスを回避できた場面は一度や二度ではなかった。
49分には東堂の落としを受けた山崎がドリブルで攻め上がり、これに呼応した東堂がスペースへ走り込む。その2分後には小林、山崎とつないだボールに東堂が走り込むシーンを作り出す。いずれも相手DFに阻まれたものの、前がかりになった専大北上に対して、カウンターで脅威を与え続けた。その後、追加点を挙げて突き放したのは前述した通りである。
常盤木学園はこの勝利で準々決勝進出。2ゴールにからんだ東堂は、ポストプレーやビルドアップの起点としても機能した。攻撃面で多彩な役割を果たした背番号10の存在感がチームにとって欠かせないものであることを証明する一戦となった。