[東京都高校新人戦]「チームを勝たせられる選手に」、十文字FW伊藤芽紗が2得点に絡む活躍!
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第25回東京都高等学校女子サッカー新人戦 決勝
修徳 1-3 十文字
得点:[修徳]宇田川果歩(65分)、[十文字]伊藤芽紗(46分)、松田夏芽(53分)、本多桃華(55分)
2月16日、第25回東京都高等学校女子サッカー新人戦の決勝が駒沢オリンピック公園第二球技場で行われ、修徳と十文字が対戦。後半に3得点を挙げた十文字が3-1で勝利を収め、大会3連覇を果たした(試合は35分ハーフ)。
この試合で輝きを放ったのがFW伊藤芽紗(2年)である。1得点1アシストの活躍で勝利に大きく貢献し、攻撃の中心を担うひとりとして存在感を示した。
試合は両サイドからの攻撃を軸に相手陣内へ攻め込む十文字が主導権を握る。開始早々の5分には左サイドから仕掛けた伊藤が相手をかわしてシュート。決定的な場面だったが、修徳GK石井美遥(2年)が好セーブ。1分後には、左から切り込んだ伊藤のパスを受けたMF今ゆうり(1年)が左足でシュートを放つが、これもGKのブロックに阻まれる。
11分にはDFラインからDF小川結可(2年)、DF安西優(2年)、伊藤とつなぎ、DF登録ながら前線に配された根鈴花李(1年)がファーポスト付近に上げたクロスに今が頭で合わせる。十文字はチャンスを作りながらも決め切ることができない。修徳のカウンターにはしっかり対応し、シュートを打たれることはなかったが、スコアレスのままハーフタイムを迎える。
十文字の反撃は43分。中央にボールを運んだ今からDF本多桃華(2年)、MF佐藤色(1年)、MF木田遥(2年)、本多とつなぎ、最後は今が左足でシュート。素早い連携からフィニッシュまで持ち込んだが、枠を捉えられなかった。しかし、このプレーが流れを変える。
46分、安西がクリアしたボールを根鈴が落とし、今が左足を振り抜く。DFラインとGKの間に正確にコントロールされたボールが放たれると、そこに走り込んだ伊藤が右足ワンタッチで合わせ、相手GKの頭上を抜く技ありのゴール。待望の先制点を奪った。
「相手の背後にボールが来るのを狙っていました。しっかり前に入って、キーパーが前に出ていたのでループシュートのような形で決められました」。シュートの瞬間は「あまり覚えていない」と振り返った伊藤だが、見事な一撃だった。
十文字は27分にも今からのロングフィードに2トップの一角、MF角野心花(2年)が走り込む場面があった。これは相手GKに読まれたが、「練習試合で何度か決めていて、パターンになっていました」と伊藤。狙い通りの形で得点につなげた。
先制した直後、十文字は安西に替えてFW松田夏芽(1年)を投入。左ウイングからフォワードへポジションを移した伊藤は、53分にチームの2点目を演出する。
伊藤がドリブルで運びながら右サイドの今にボールを預け、リターンを受け取るとペナルティエリア横へ侵入。相手に一度ボールを奪われるが、すぐに奪い返すと、「左サイドに入ってくれるのを信じて速いボールを上げられました」と右足を振り抜く。そこに走り込んだ松田がワンタッチで押し込み、追加点を決めた。
十文字はその2分後にも本多がダメ押しの3点目を決め、修徳の反撃を1点に抑えている。
「自分たちが上の代になって、しっかり要求し合うことを目標にしています。合わない部分を話し合い、後輩も要求を言える関係を作りながら、前向きに頑張っています。チームとして一体感を作っていくことが目標です」。
伊藤個人に目を向けると、十文字でのプレーは中学から数えて6年目となる。最終学年を迎え、チームの勝利に対する責任を強く意識するようになった。
「チームを勝たせられるように、自分が決めることを意識しています。先輩たちも決めきれなくて、求めていた結果ではなかった。自分がしっかり、3年生として責任を持って決め切ることを意識しています」。
1得点1アシストでチームを勝利に導いたこの日のように、伊藤は最上級生として、フォワードとしての責任感を背負いながらチームを牽引していく。
第25回東京都高等学校女子サッカー新人戦 決勝
修徳 1-3 十文字
得点:[修徳]宇田川果歩(65分)、[十文字]伊藤芽紗(46分)、松田夏芽(53分)、本多桃華(55分)

2月16日、第25回東京都高等学校女子サッカー新人戦の決勝が駒沢オリンピック公園第二球技場で行われ、修徳と十文字が対戦。後半に3得点を挙げた十文字が3-1で勝利を収め、大会3連覇を果たした(試合は35分ハーフ)。
この試合で輝きを放ったのがFW伊藤芽紗(2年)である。1得点1アシストの活躍で勝利に大きく貢献し、攻撃の中心を担うひとりとして存在感を示した。
試合は両サイドからの攻撃を軸に相手陣内へ攻め込む十文字が主導権を握る。開始早々の5分には左サイドから仕掛けた伊藤が相手をかわしてシュート。決定的な場面だったが、修徳GK石井美遥(2年)が好セーブ。1分後には、左から切り込んだ伊藤のパスを受けたMF今ゆうり(1年)が左足でシュートを放つが、これもGKのブロックに阻まれる。
11分にはDFラインからDF小川結可(2年)、DF安西優(2年)、伊藤とつなぎ、DF登録ながら前線に配された根鈴花李(1年)がファーポスト付近に上げたクロスに今が頭で合わせる。十文字はチャンスを作りながらも決め切ることができない。修徳のカウンターにはしっかり対応し、シュートを打たれることはなかったが、スコアレスのままハーフタイムを迎える。
前キャプテン・新井萌禾がコーチとしてベンチ入り。厳しい視線で戦況を見守る。
十文字の反撃は43分。中央にボールを運んだ今からDF本多桃華(2年)、MF佐藤色(1年)、MF木田遥(2年)、本多とつなぎ、最後は今が左足でシュート。素早い連携からフィニッシュまで持ち込んだが、枠を捉えられなかった。しかし、このプレーが流れを変える。
46分、安西がクリアしたボールを根鈴が落とし、今が左足を振り抜く。DFラインとGKの間に正確にコントロールされたボールが放たれると、そこに走り込んだ伊藤が右足ワンタッチで合わせ、相手GKの頭上を抜く技ありのゴール。待望の先制点を奪った。
「相手の背後にボールが来るのを狙っていました。しっかり前に入って、キーパーが前に出ていたのでループシュートのような形で決められました」。シュートの瞬間は「あまり覚えていない」と振り返った伊藤だが、見事な一撃だった。
十文字は27分にも今からのロングフィードに2トップの一角、MF角野心花(2年)が走り込む場面があった。これは相手GKに読まれたが、「練習試合で何度か決めていて、パターンになっていました」と伊藤。狙い通りの形で得点につなげた。
先制した直後、十文字は安西に替えてFW松田夏芽(1年)を投入。左ウイングからフォワードへポジションを移した伊藤は、53分にチームの2点目を演出する。
伊藤がドリブルで運びながら右サイドの今にボールを預け、リターンを受け取るとペナルティエリア横へ侵入。相手に一度ボールを奪われるが、すぐに奪い返すと、「左サイドに入ってくれるのを信じて速いボールを上げられました」と右足を振り抜く。そこに走り込んだ松田がワンタッチで押し込み、追加点を決めた。
十文字はその2分後にも本多がダメ押しの3点目を決め、修徳の反撃を1点に抑えている。
大会3連覇を果たした。
「自分たちが上の代になって、しっかり要求し合うことを目標にしています。合わない部分を話し合い、後輩も要求を言える関係を作りながら、前向きに頑張っています。チームとして一体感を作っていくことが目標です」。
伊藤個人に目を向けると、十文字でのプレーは中学から数えて6年目となる。最終学年を迎え、チームの勝利に対する責任を強く意識するようになった。
「チームを勝たせられるように、自分が決めることを意識しています。先輩たちも決めきれなくて、求めていた結果ではなかった。自分がしっかり、3年生として責任を持って決め切ることを意識しています」。
1得点1アシストでチームを勝利に導いたこの日のように、伊藤は最上級生として、フォワードとしての責任感を背負いながらチームを牽引していく。
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