[選手権]夏からの成長を示した専大北上、後半2発で常葉大橘に逆転勝利!
トピックス
当サイトのリンクに広告が含まれています。
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 2回戦
常葉大橘 1-2 専大北上
得点:[常葉大橘]松尾侑芽実(61分)、[専大北上]昆野杏梨(66分)、高鹿沙紀(75分)
第33回全日本高校女子サッカー選手権は12月30日、三木総合防災公園などで2回戦16試合が行われた。常葉大橘(静岡①)と対戦した専大北上(岩手)は2-1で逆転勝利を飾った(試合は40分ハーフ)。
試合序盤は常葉大橘が主導権を握る。DF小島あのん(2年)を中心にビルドアップし、ロングボールとショートパスを織り交ぜながら攻撃を展開。対する専大北上は素早いプレスで応戦しようとするが、巧みに交わされる場面がつづく。それでも自陣で粘り強く対応し、時おりカウンターを繰り出しながら耐える展開が続いた。
0-0で折り返した後半も常葉大橘ペースがつづく中、ついに試合が動く。61分、常葉大橘が専大北上DFラインの背後へボールを送る。これは専大北上GK山下真央(3年)がクリアするが、ペナルティエリア内で拾ったFW石内日彩(2年)がシュート。この一連の流れでハンドがあり、常葉大橘にPKが与えられた。MF松尾侑芽実(3年)が冷静に決め、常葉大橘が先制する。
先制点を許した専大北上もすぐに反撃。相手の勢いに押されながらも冷静にチャンスをうかがい、ゴール前へとボールを運んでいく。すると失点から5分後の66分にコーナーキックを獲得。DF沼﨑ひかり(2年)が蹴ったボールにMF昆野杏梨(3年)が走り込み、ワンタッチでゴールへ押し込んだ。試合を振り出しに戻した専大北上は、その勢いのまま攻撃を強めていく。
68分にはチームの切り札であるMF髙鹿沙紀(2年)を投入。すると直後の70分、スローインからのボールをつなぎ、FW谷内碧(3年)が競り合いながら粘り強く突破。ゴール前へグラウンダーのクロスを送ると、髙鹿が巧みにスペースへ入り込み、ダイレクトでゴールネットを揺らした。逆転に成功した専大北上は、約5分のアディショナルタイムを守り切り、タイムアップの笛を迎えた。
インターハイ1回戦では藤枝順心とPK戦にもつれ込む接戦を演じた専大北上。その藤枝順心を県予選決勝で破った常葉大橘との対戦は、インターハイを彷彿とさせる展開となった。
しかしこの日は同点で終わらず、決勝ゴールを奪い切った。PK戦に持ち込むことなく、規定の時間内で勝利を収めた点は、チームの成長を示している。この試合で得た唯一のコーナーキックを得点につなげ、後半はシュート2本で2得点。限られたチャンスを確実に生かし、決定力の高さを示した。インターハイでの敗戦を糧に、チームは自信を深めながら大きく成長していることを証明する一戦となった。
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 2回戦
常葉大橘 1-2 専大北上
得点:[常葉大橘]松尾侑芽実(61分)、[専大北上]昆野杏梨(66分)、高鹿沙紀(75分)

第33回全日本高校女子サッカー選手権は12月30日、三木総合防災公園などで2回戦16試合が行われた。常葉大橘(静岡①)と対戦した専大北上(岩手)は2-1で逆転勝利を飾った(試合は40分ハーフ)。
試合序盤は常葉大橘が主導権を握る。DF小島あのん(2年)を中心にビルドアップし、ロングボールとショートパスを織り交ぜながら攻撃を展開。対する専大北上は素早いプレスで応戦しようとするが、巧みに交わされる場面がつづく。それでも自陣で粘り強く対応し、時おりカウンターを繰り出しながら耐える展開が続いた。
0-0で折り返した後半も常葉大橘ペースがつづく中、ついに試合が動く。61分、常葉大橘が専大北上DFラインの背後へボールを送る。これは専大北上GK山下真央(3年)がクリアするが、ペナルティエリア内で拾ったFW石内日彩(2年)がシュート。この一連の流れでハンドがあり、常葉大橘にPKが与えられた。MF松尾侑芽実(3年)が冷静に決め、常葉大橘が先制する。
先制点を許した専大北上もすぐに反撃。相手の勢いに押されながらも冷静にチャンスをうかがい、ゴール前へとボールを運んでいく。すると失点から5分後の66分にコーナーキックを獲得。DF沼﨑ひかり(2年)が蹴ったボールにMF昆野杏梨(3年)が走り込み、ワンタッチでゴールへ押し込んだ。試合を振り出しに戻した専大北上は、その勢いのまま攻撃を強めていく。
68分にはチームの切り札であるMF髙鹿沙紀(2年)を投入。すると直後の70分、スローインからのボールをつなぎ、FW谷内碧(3年)が競り合いながら粘り強く突破。ゴール前へグラウンダーのクロスを送ると、髙鹿が巧みにスペースへ入り込み、ダイレクトでゴールネットを揺らした。逆転に成功した専大北上は、約5分のアディショナルタイムを守り切り、タイムアップの笛を迎えた。
インターハイ1回戦では藤枝順心とPK戦にもつれ込む接戦を演じた専大北上。その藤枝順心を県予選決勝で破った常葉大橘との対戦は、インターハイを彷彿とさせる展開となった。
しかしこの日は同点で終わらず、決勝ゴールを奪い切った。PK戦に持ち込むことなく、規定の時間内で勝利を収めた点は、チームの成長を示している。この試合で得た唯一のコーナーキックを得点につなげ、後半はシュート2本で2得点。限られたチャンスを確実に生かし、決定力の高さを示した。インターハイでの敗戦を糧に、チームは自信を深めながら大きく成長していることを証明する一戦となった。