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[関東リーガ]FW渡邉莉沙子が古巣・花咲徳栄に先制点!日大が3連覇へ向けて白星スタート

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)



8日に開幕した関東 Liga Student 2023で日本大学は花咲徳栄高校と対戦した(試合は40分ハーフ)。

大会3連覇を狙う日大は、全日本大学女子選抜のアメリカ遠征、日韓定期戦に出場した渡邉莉沙子(4年)がセンターフォワード、高校時代はキャプテンとしてチームを率いた滝沢美結(2年)がインサイドハーフで、古巣との一戦に先発出場した。

前半からボールを保持した日大だったが、ゴールを奪いきれない。開始早々の4分には右サイドを抜け出した渡邉のシュートがゴールポストを直撃。14分にはパス交換で左サイドを破った左SB油本明佳里(3年)がシュートに持ち込むが、花咲徳栄GK長谷川実乃里(2年)のセーブに阻まれる。17分にはゴール前に飛び出した青木若葉(3年)がゴールネットを揺らすがオフサイド判定となってゴールは認められなかった。

それでも36分、日大はCBチェ・ヨウォン(3年)のロングフィードに渡邉が反応。相手DFとの競り合いを制してゴールに流し込み、試合の均衡を破った。

後半も日大ペースで進むと50分。スルーパスに反応した増原遥花(2年)が最終ラインの背後を突き、GKとの1対1を冷静に決めて追加点。その7分後には右サイドで受けた遠山瑠菜(2年)が左足でミドルシュートを突き刺し、リードを広げる。

後半アディショナルタイムには井上美海(3年)がゴールネットを揺らす。鮮やかなパス交換からのシュートシーンだったが、またしてもオフサイド判定でゴールとはならなかった。それでも3点のリードを守り、無失点で3-0の勝利を収めた。

日大は次戦、9日に鹿島学園高校と対戦する。

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花咲徳栄の先輩・後輩、滝沢美結と長谷川実乃里が争ったゴール前の攻防。 花咲徳栄の先輩・後輩、滝沢美結と長谷川実乃里が争ったゴール前の攻防。

スペースに飛び出したFW渡邉莉沙子(日大)は、相手の追撃をかわして先制点をもたらした。 スペースに飛び出したFW渡邉莉沙子(日大)は、相手の追撃をかわして先制点をもたらした。

日大の左SB油本明佳里(十文字)がシュートに持ち込むが、花咲徳栄GK長谷川実乃里(白岡SCL)がゴールを死守。 日大の左SB油本明佳里(十文字)がシュートに持ち込むが、花咲徳栄GK長谷川実乃里(白岡SCL)がゴールを死守。

17分には青木若葉(東海大静岡翔洋)がゴールネットを揺らすが、オフサイド判定でゴールは認められなかった。 17分には青木若葉(東海大静岡翔洋)がゴールネットを揺らすが、オフサイド判定でゴールは認められなかった。

ロングフィードを放ち、日大の先制点を演出したCBチェ・ヨウォン(鹿島学園)。 ロングフィードを放ち、日大の先制点を演出したCBチェ・ヨウォン(鹿島学園)。

日大の2点目は増原遥花(鹿島学園)。中盤からのスルーパスに抜け出した。 日大の2点目は増原遥花(鹿島学園)。中盤からのスルーパスに抜け出した。

勝負を決定づけるミドルシュートを叩き込んだ遠山瑠菜(スフィーダ世田谷FCユース)。 勝負を決定づけるミドルシュートを叩き込んだ遠山瑠菜(スフィーダ世田谷FCユース)。