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[U18関西リーグ]第3節|追手門学院が開幕3連勝!大阪桐蔭との接戦を制して、逆転勝ち

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

チームの1点目を挙げたFW矢野智代寧(右)。試合を振り出しに戻した。 チームの1点目を挙げたFW矢野智代寧(右)。試合を振り出しに戻した。

2024年4月21日(日)
U-18女子サッカーリーグ2024関西1部 第3節
追手門学院 3-2 大阪桐蔭
得点:[追手門学院]矢野智代寧(61分)、オウンゴール(66分)、沢田寧音(90+5分)、[大阪桐蔭]水谷いちご(14分)、岡本奈生(64分)




U-18女子サッカーリーグ2024関西1部は4月20日、21日に第3節が各地で行われた。21日、J-Green堺では追手門学院と大阪桐蔭が対戦。前半14分、大阪桐蔭に先制を許した追手門学院だったが、後半に3点を奪い、3-2で逆転勝利を収めた。

試合が大きく動いたのは、大阪桐蔭が1点リードして折り返した後半のことだった。

追手門学院は後半16分、左サイドからの折り返しを逆サイドでFW矢野智代寧(3年)が拾うと、思い切って放ったシュートがゴール左隅に決まる。1-1として試合を振り出しに戻した。

同点ゴールから3分後には大阪桐蔭に勝ち越し点を許すが、その2分後にふたたび追いつく。左サイドからのコーナーキックの場面。MF市平梓貴(3年)がけったボールが相手のオウンゴールを誘い、2-2とする。

二度に渡って追いついてきた追手門学院はこの勢いを逃さない。後半30分、右サイドからの攻撃で折り返したボールをMF沢田寧々(2年)がヘディングシュート。後半から左ウイングを務めていた沢田だったが、ゴール正面で相手DFの前に入って合わせたシュートがゴールネットに吸い込まれる。この得点が決勝点となった。

決勝点を挙げたMF沢田寧々(真ん中)。 決勝点を挙げたMF沢田寧々(真ん中)。

3月に開催された選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in熊谷では、最終日の順位決定戦でお互いの試合を応援するなど、敵味方関係なく互いに高め合う仲でもある。大阪桐蔭OGの丸木佐名絵氏が追手門学院の指揮を執るなど、両チームには浅からぬ縁がある。

だが試合となれば大阪の頂点を争うライバルだ。この試合後に行われたU-18女子サッカーリーグ2024関西2ndリーグでも追手門学院は1-0で勝利。1部、2ndリーグともに勝ち、2連勝を飾っている。

今シーズンは5チームにより争われている2ndリーグ。1部の試合で追手門学院の1点目を挙げた矢野、2点目に絡んだ市平は、ともに2年前の同リーグ得点ランキングでそれぞれ1位と3位に名を連ねている。

2ndリーグで培った経験を土台に、今シーズンは1部リーグでトップチームの攻撃を牽引する存在となっている。