[高校総体東北大会]準決勝ハイライト|常盤木学園FW東堂正枝がチームを全国に導く3得点!
トピックス2024年6月16日(日)
第66回東北高等学校サッカー選手権大会 準決勝
常盤木学園 5-0 ノースアジア大学明桜
得点:[常盤木学園]東堂正枝(9分、43分、53分)、山下杏梨(50分)、髙木沙都(70+3分)
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第66回東北高等学校サッカー選手権大会は6月16日、みやぎ生協めぐみ野サッカー場で準決勝が行われ、常盤木学園(宮城)とノースアジア大学明桜(秋田)が対戦した。
試合は立ち上がり、明桜がラインを押し上げて高い位置からプレスをかけていく。自陣で落ち着いてボールを回していた常盤木学園はカウンターでスペースを突き、明桜ゴールを脅かす。
試合が動いたのは前半9分。FW柳町玲音(3年)が快速を飛ばして右サイドを駆け上がると、ゴール前に走り込んだFW東堂正枝(3年)が折り返しに合わせる。これが決まって、常盤木学園が幸先よく先制する。
失点してもプレスを緩めない明桜に対して、常盤木学園は東堂が前線で起点となり、周囲の味方と連携しながら決定機を作り出していく。
前半19分には柳町のクロスに合わせた東堂のシュートがゴールポストをかすめる。その1分後には東堂とのワンツーで抜け出したMF髙木沙都(3年)のシュートがクロスバーに直撃する。
前半のうちに追加点を奪うことは出来なかったが、常盤木学園はしっかりとボールを動かしながら攻めたことで後半のゴールラッシュにつながった。
1-0で折り返した後半、追加点が生まれたのは8分。柳町が右サイドからドリブルでカットインすると、左足で縦パスを入れる。これを受けたのは東堂。いったんは縦に運ぼうとするが、中に切り返してマークする相手をかわすと、左足でゴールネットを揺らした。
3-0 で迎えた後半18分には、MF山崎詩乃波(3年)の浮き球パスに走り込んでワンタッチシュート。ハットトリックを達成した。ゴール前における東堂の安定したプレーは自身の得点力アップに加えて、攻撃陣の連携向上にも貢献。ゴールラッシュを牽引した。
後半アディショナルタイムにはペナルティーエリアに侵入した髙木が倒されて得たPKを自ら決めてゴールラッシュを完結。5-0で勝利を収め、2年ぶり9度目のインターハイ出場を決めている。
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ハットトリックを達成した東堂。左右ペナルティエリア角に流れてボールを引き出す動きに優れる。
スピードが武器のFW柳町玲音はカットインしてラストパスするなど緩急織り交ぜたプレーでチャンスメイクする。
キャプテンを務めるMF髙木沙都は2列目からの飛び出しで積極的にシュートを狙った。