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⁡[めぬまカップ]鶴岡東MF岡田夏実|サイドを切り崩し、蓋をする。SB、SHとして攻守に存在感を放つ

トピックス Takuma Omori(みなサカ編集長)

⁡埼玉県熊谷市で25日に開幕した”選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in 熊谷”。26日から始まった予選リーグでは、勝ち点5(1勝2分)を挙げたA組の鶴岡東(山形)が上位リーグ進出を視野に入れている。幸先のいいスタートを切ったチームで存在感を放っていた選手を紹介する。

「今までは決まった人しか声掛けをしていませんでしたが、全員が少しずつですが、意識して声を出し続けていたことも大きな収穫です」。

⁡ 鶴岡東女子サッカー部のインスタグラムに書かれた、予選リーグ初日の振り返り(一部)である。まったくの同感だった。プレスの厳しさ、球際の強さを押し出してくる湘南学院に対して、これまで通りに粘り強く守ることはもちろん、声を掛け合って守備のほころびを作らない。

⁡ 今年は昨年のような絶対エースがいない分、誰かに頼るのではなく全員が責任感を持って、チームとして戦っているというのが第一印象だ。



もうひとつ付け加えるならば、ひとりひとりが戦えているということ。球際の争いで相手に勝るシーンが幾度も見られた。そして左サイドで戦っていたのが、MF岡田夏実(3年)である。

⁡ 湘南学院戦では左サイドバックとして出場。相手の強みであるサイドアタッカーへの対応をまかされた。苦戦する場面もあったが、決して諦めることなく相手に食らいついていき、少なくとも自由にやらせることはなかった。

⁡ 相手を止めることが出来たとしても安心することはできない。湘南学院は攻撃から守備への切り替えも速い。すぐに相手が寄せてくる中、時には囲まれながらもなんとかボールを前に運ぼうと奮闘していた。

⁡ 至学館戦では一列前に上がり、左サイドハーブとして出場。ドリブル、左足のキックなど、今度は攻撃力を発揮してチームを牽引する。

⁡ 数少ないチャンスを作り出したのも左サイドからだった。前半に訪れたカウンターのチャンス。岡田はドリブルで駆け上がり、ペナルティーエリアに侵入する。飛び出してきた相手DFに止められたが、ゴールを脅かすシーンだった。

⁡ 予選リーグは残り2試合。現在2位につけているが、上位の他のチームより消化試合数が多いため、勝ち点3が欠かせない。攻守において、彼女の力が必要となってくるのは間違いのないところだ。

湘南学院のフォワードとサイドハーフのチェックを受けながらもボールを前に運ぼうとする岡田夏実。 湘南学院のフォワードとサイドハーフのチェックを受けながらもボールを前に運ぼうとする岡田夏実。